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台湾のコロナ致死率、なぜ高いか

  • 06 July, 2021
  • 曾輿婷
台湾のコロナ致死率、なぜ高いか
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の専門家諮問チームの召集人、張上淳・医師が5日、台湾のコロナの致死率が高い原因は、死亡者の約9割は基礎疾患があったこと、感染状況が最も深刻なときに陰圧室が不足していたこと、患者の家族が延命治療を望まないことなどにあると分析した。(写真:中央感染状況指揮センター提供)

台湾では新型コロナウイルスの感染状況が好転している。6日には、新規域内感染者が27人、域外感染者が2人、死者が17人増え、累計感染者数が15,088人、死者が706人になった。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の専門家諮問チームの召集人、張上淳・医師が5日、台湾のコロナの致死率が高い原因は、死亡者の約9割は基礎疾患があったこと、感染状況が最も深刻なときに陰圧室が不足していたこと、患者の家族が延命治療を望まないことなどにあると分析した。

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台湾では新型コロナウイルスの感染状況が好転しています。6日には、新規域内感染者が27人、域外感染者が2人、死者が17人増え、累計感染者数が15,088人、死者が706人になりました。

台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の専門家諮問チームの召集人、張上淳・医師は5日の定例記者会見で、台湾でコロナの致死率が高い原因について分析しました。

5月11日から7月4日までの統計によりますと、域内感染者数は1万3600人越え、男女比はほぼ半々。年齢層は50代から60代が最多。その次は30代から40代。平均年齢は49歳です。重症患者は2712人、およそ全体の20%を占めています。

死亡率について、60歳以下の患者はおよそ2.0%。60歳から69歳は6.6%。70歳から79歳は15.3%。80歳以上は34.6%です。

発症時期から見ますと、5月11日から19周目に感染者が大量に増加し、20周目にピークを迎えました。なお、19周目から20周目の間に発症した患者の死亡率が比較的高く、およそ20%が重症になります。

張上淳・医師によりますと、最初の死亡者100人のうち、9割は基礎疾患がありました。高血圧症と糖尿病が最多です。また、台湾では感染状況が最も深刻な頃、陰圧室が不足していました。これらの問題が、台湾でコロナの致死率が高い原因と見られています。

張上淳・医師は、「主な原因は、いきなり大量な感染者が現れたことである。そのうち、およそ20%が重症になるため、治療と看護の必要がある。過去1年間、各病院は重症患者を陰圧室に収容させるに慣れていたが、一般の病院にある陰圧室は、それほど多くない。これは世界で共通しているのだ。このような状況の下、大量な患者を受け入れたら、病院にとっては大きなプレッシャーとなる」と説明しました。

そのほか、多くの患者の家族は心肺蘇生を行わない、延命治療を望まないため、本来助かるはずの患者が外科手術を受けられないのも、死亡者が増える原因の一つとされています。

張上淳・医師は、「第20周目から26周目の死亡者のうち、およそ10%から20%は、心肺蘇生を行わない同意書に署名した。指揮センターのコロナ感染状況調査でも、およそ20%の患者またはその家族が気管挿管などの延命治療を拒否した。これが台湾でコロナの死亡者が多い理由の一つだ」と話しました。

張上淳・医師によりますと、最近、各病院が次々と新型コロナ専用病室を新設していることと、指揮センターが5月に抗体治療薬を緊急購入し、患者に投与していることが功を奏し、国内のコロナの致死率がだんだん低くなっており、今は1%以下になっています。まだもう少し観察する必要はありますが、重症患者の死亡率は確実に低くなっているということです。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

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