台湾各地における新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきていることを受け、行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)は5日に開かれた防疫会議で、7月12日以降、各業種に対する制限を適度に緩める準備をするよう指示しました。
台湾における新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は5月19日、台湾全域に対して感染症警戒レベル3を発令しました。この感染症警戒レベル3が三回延長され、7月12日までとなっています。7月12日以降、制限策が解除されるかどうかに注目が集まっています。
蘇貞昌・院長は5日の会議で、一部の県と市ではクラスターが発生しているため、今感染症警戒レベルの引き下げるはできないが、大多数の県と市における感染状況が落ち着いてきているため、各業種に対して実施している制限策を合理的に調整することができると述べ、関係機関に対して解禁策をあらかじめ計画するよう指示しました。
なお、「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は5日午後の定例記者会見で、7月12日に感染症警戒レベルを引き下げることはないが、業種によってその制限策を緩めることを検討する方針を明らかにしました。陳・指揮官は、台湾は一日生活圏だとし、警戒レベルの引き下げについては、県と市を単位にするのではなく、全国は同じ基準を適用すると強調しました。