台湾における新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着いてきています。新規域内感染者数は6日連続で100人を下回り、過去2、3日さらに50人、60人に減少しています。7月12日まで実施される感染症警戒レベル第三級の引き下げ、およびレストランと夜市(ナイトマーケット)における店内飲食(イートイン)の解禁問題に注目が集まっています。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は30日午後の定例記者会見で、自らこの問題に触れ、感染拡大がコントロールされ、防疫対策をちゃんと守れば、7月12日にもレストランと夜市(ナイトマーケット)での店内飲食を開放する見通しを示しました。
台北市の柯文哲・市長は28日、感染者が多数出ていた万華区の夜市(ナイトマーケット)の屋台に対して申請制度を実施しているほか、その他の行政区分のナイトマーケットの屋台は、いずれも条件付きで営業を再開することができる(台湾のメディアは、このような解禁策を“微解封(プチ解禁、小範囲の解禁、部分開放)”と称している)と発表しました。柯・台北市長は、ナイトマーケットは45日近くも営業を停止しており、もう限界にきていると、ナイトマーケットが条件付きで営業を再開することに同意した理由を説明しました。一方、台北市をドーナツのように取り囲む新北市でも一部のナイトマーケットでは営業が再開されました。
台北市と新北市における新規域内感染者数が毎日20人ほどいます。このような状況の下、条件付きで営業を再開することが適切だろうかとの質問について、陳時中・指揮官は、「いわゆる「微解封(部分開放)」なんかない。感染症警戒レベル第三級は、テイクアウトだけ、イートインは認められていない」と述べ、みんなが第三級の防疫対策を遵守し、第三級が引き下げられた後、また制限策を守りながら社会経済の維持に乗り出すよう呼び掛けています。