国防部は16日、中国大陸の軍用機28機が前日の15日に中華民国台湾の防空識別圏に侵入し、これまで台湾の空域に侵入した中国軍機の数を更新したことを発表した。中華民国の空軍は戦闘機を緊急発進させ、退去警告を行ったほか、台湾南東部・台東県にある空軍志航基地からは、地対空ミサイル「天弓3型」で中国大陸の軍用機を追跡、監視した。
国防部によると、15日には、Y-8 ASW対潜哨戒機1機、H-6爆撃機延べ4機、Y-8 EW電子情報収集機1機、KJ-500早期警戒管制機延べ2機、J-16戦闘機延べ14機、J-11戦闘機延べ6機など、中国大陸の軍用機延べ28機が台湾の南西の防空識別圏に侵入した。そのうち、Y-8 ASW対潜哨戒機、Y-8 EW電子情報収集機、H-6爆撃機、J-16戦闘機がバシー海峡を越えて、台湾の南東の空域に侵入した。中国人民解放軍のJ-16戦闘機が南東の空域に侵入したのは初めて。
専門家によると、これは中国人民解放軍が米軍の空母「ロナルド・レーガン」を中心とする空母打撃群が同日に南シナ海に進入したことと、最近、国際情勢が中国大陸に不利になっていることに対する不満を表しているという。今後、中国大陸による空からの脅威が増えると予測されている。
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中国大陸の軍用機延べ28機が15日、中華民国台湾の防空識別圏に侵入したことが、16日に国防部によって発表されました。中華民国の空軍は緊急発進したほか、地対空ミサイル「天弓3型」で中国大陸の軍用機を追跡、監視しました。
国防院国防資源と産業研究所の蘇紫雲・所長は、これは中国人民解放軍が米軍の空母「ロナルド・レーガン」を中心とする空母打撃群が同日に南シナ海に進入したことと、国際情勢が中国大陸に不利になっていることに対する意思表明であると分析しました。
蘇紫雲・所長は、「日米と米韓の首脳会談、そしてG7サミットの共同声明では、台湾海峡の平和と安定の重要性に言及した。これは北京当局にとって不利な状況だ。中国脅威論を裏付けているようだから」と説明しました。
国防部によりますと、中国大陸のJ-16戦闘機4機と、Y-8対潜哨戒機、Y-8電子情報収集機、H-6爆撃機が15日、初めて台湾の南東の空域に侵入しました。これは台湾東部、花蓮県と南東部・台東県にある中華民国空軍の基地にとって、大きな脅威となっています。
中華民国空軍の張延廷・元副司令は、「中国が台湾東部に対する圧力を強めている。台東県にある空軍志航基地は、F-16戦闘機が常駐した基地だから、模擬攻撃を行っている。そのため、空からの脅威が次第に増えると予測している」と話しました。
中国からの脅威に対して、台東県の空軍志航基地は15日、地対空ミサイル「天弓3型」で中国大陸の軍用機を追跡、監視しました。
また、4月に行われた、中華民国軍の漢光37号兵棋演習では、中国人民解放軍がミサイル1300基を台湾の空港、港湾など軍事施設に照準を合わせることを想定し、国軍は防衛に成功したと伝えられています。
張延廷・元空軍副司令は、「台湾には力が足りないところがたくさんある。特にミサイルの迎撃について、ミサイルの数が足りないのが問題。ミサイル1基を迎撃するには、3基のミサイルが必要だから」と指摘しました。
台湾海峡の危機に備え、国家の安全を守るには、専門家は敵の実力を高く予想し、慎重に対策を練り、着実に訓練を行うよう呼びかけています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)