梅雨前線がもたらした連日の大雨と、新型コロナウイルスの防疫対策の影響により、台湾では物資や食品への需要量が急増し、インフレの懸念が浮上しています。
市場の買い物客は、「野菜が1番高くなった。どのくらいかは計算していないが、台湾元一千元で買えるものが以前より遥かにすくなくなった」と話しました。
市場の店主は、「値上がりは大雨の影響だ。それから防疫対策として、政府は一回の買い物の量を増やすよう呼びかけから」と説明しました。
市場を回ってみますと、トマトは1個台湾元15元(およそ日本円59円)。さつまいもの葉っぱ、空心菜はひと束25元(およそ日本円98円)。先週より2割値上がりしました。
行政院主計総処が8日、5月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。5月のCPIは昨年同期比プラス2.48%、2ヶ月連続で2%超えの上昇となり、この8年3ヶ月で最高となりました。
そのうち、食料品の値上がり幅が最も高いです。果物は9.36%、野菜は3.24%上昇。防疫期間中に需要量が急増している、衛生用品などは、0.34%値上がりしています。
行政院主計総処の幹部職員の曹志弘さんは、「昨年世界の原油価格は低かったが、今年は43.92%急騰している影響を受け、5月のCPIが2.48%へと大幅な上昇となった。しかし、台湾では、インフレにつながる兆候はまだ見られない」と説明しました。
主計総処によりますと、今年の物価は昨年とあまり変わりません。CPIの上昇は、昨年のコロナの感染状況、国際的原油価格の暴落、業者が客を引き寄せるため商品を値下げしていたことなどにより、比較基準が低いというのが原因です。ただし、もし6月に国際的原料価格と運賃の高騰が続いていれば、台湾の飲食業をはじめとするサービス業は、再び値上がりすると予測されています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)