History page of Radio Taiwan International (Rti)
close
Rti台湾国際放送公式アプリをインストール
開く
:::

感染者減少も「まだ気を抜けない」、台北・新北は家庭内感染率高

  • 09 June, 2021
  • 中野理繪
感染者減少も「まだ気を抜けない」、台北・新北は家庭内感染率高
新型コロナの新規域内感染者数がやや減少傾向にあり、全体の陽性率も横ばいから低下しているが、台北・新北では家庭内感染率が高く、まだ気を抜いてはならないとしている。(写真:RTI)

台湾で新型コロナウイルス感染拡大がまだ続いている。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は8日、この2日、新規域内感染者数はやや減少し、全体の簡易検査陽性率も横ばいから減少しており、良い現象だとした。ただ、まだ気を抜いてはならないとし、再度、端午節(旧暦5月5日、端午の節句)の連休は故郷に帰らず、移動を減らすよう呼びかけ、若者たちが不便や故郷に帰りたい気持ちを抑えて帰省のチケットの払い戻しに協力してくれていることに感謝を述べた。

*****

新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は8日、7日と8日の新規域内感染者数がやや減少し、新北市で簡易検査の陽性率が1%近くにまで減少したと発表。良い現象だとしました。

ただ、これはこの2日間だけの数字で、まだ気を抜いてはならず、引き続き観察する必要があるとしています。

なお、9日の新規域内感染者は274人、死亡者は25人でした。

陳時中・指揮官は、

「PCR検査の陽性率も横ばいから下がっている。特に新北市の簡易検査結果を見てみると、3,900件の簡易検査のうち、陽性反応が出たのが39件と、陽性率はおよそ1%だ。これはいい傾向にある。しかしまだ気を抜いてはならない」と説明しました。

指揮センター・医療応変チームの副責任者である羅一鈞・副部長は、現在、新北市の簡易検査陽性率は1%、台北市が2.55%と、共に感染拡大初期より明らかに減少している。ただ、まだエリアに潜んでいる潜在的な感染者を見つけ出す必要があることを表している。特に、台北市・新北市の家庭内感染率は40%~45%にまで達している。今週の強化ポイントは「家庭内決戦」として、迅速な検査と隔離を行う。指揮センターはすでに地方自治体と合意を得ており、今後、簡易検査での陽性反応者や感染確認者は全て迅速に強化版集中隔離施設と防疫ホテルに移し、更なる感染の拡大を防ぐとしています。

また入院して数日後に死亡するケースも少なくなく、症状の進行はかなり早いことがわかります。

一部の専門家は、今回の感染拡大で死亡率が高いことは、重篤な患者への薬の不足や薬品を取得するための行政手続きが煩雑であることが関係していると考えています。

指揮センター・専門家諮問チームの招集人である張上淳・医師は、現在、治療薬「レムデシビル」はすでに感染症防止治療医療ネットワークの指揮官審査は不要となった。薬はすぐに地方に開放され、病院が自身の審査で使用することができる。また、「レムデシビル」が救命薬だと思われているがそれは誤解であると説明しました。

張上淳・医師は

「現在、各病院では『レムデシビル』が救命薬だと誤解しているかもしれない。『レムデシビル』は、入院したばかりの酸素吸入が必要な段階で適用しているが、重症者の死亡率を下げることはできない。大規模な臨床試験では『レムデシビル』は、死亡率をさらに高めるリスクがあることを示していることから、重症の場合は、ステロイドと抗体薬物複合体(Antibody-drug conjugate: ADC)がより必要である。専門家チームも6月2日に、挿管と体外式膜型人工肺(ECMO/エクモ)を使用する重症患者には『レムデシビル』を使用しないことを決定している」と説明しました。

また、張上淳・医師は、指揮センターではすでに300名の感染者のウイルスの遺伝子配列を解析し、全てイギリス変異株で特殊な状況はないことがわかっています。今後も引き続き、感染確認後、すぐに死亡した症例のウイルス分析を進め、疑問点を明らかにしていくと語りました。

(編集:中野理絵/王淑卿)

関連のメッセージ

本分類最新more