台湾における新型コロナウイルスの感染が止まらず、死者が増え続けていることを受け、「中央感染状況指揮センター」はウイルスの研究を加速させると共に、国民全体を対象に家での簡易検査を実施する方針を示しました。
台湾では7日、新型コロナウイルスの域内感染者が新たに211人見つかり、死者が新たに26人増えました。
7日に増えた新規域内感染者は、10歳未満から90代までで、男性が106人、女性が105人です。地区別で見た場合、北部・新北市が82例で最多、次は台北市の60例、北西部・苗栗県の45例です。
死者のうち、50代1人を除いてすべて60歳を超えています。発症して一日、二日でなくなった人も少なくなく、感染が確認された当日に亡くなった人もいました。
「中央感染状況指揮センター」の専門家諮問チームの召集人である、張上淳・医師は、発症から死亡までの時間がかなり短いことに気付き、今、ウイルスのゲノム解析を急いでいる。特別な原因の有無を確認している」と説明しました。
一方、感染状況は、落ち着きが見えないため、感染症警戒レベル最上級の第四級の実施を求める声が上がっています。これに対して「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は、「現在実施している第3級の防疫対策はすでに効果が上がっている。防疫警戒レベルをさらに厳しくすると、社会は大きな代償を支払うことになる恐れがある。そのため、現時点では第3級の維持を決定した」と説明し、第四級への引き上げに姿勢を崩しません。
なお、企業における簡易検査の実施を奨励したほか、政府は企業に対して、国民が家でできる簡易検査キットの輸入申請を始めるよう呼びかけています。