台湾の新型コロナの感染拡大状況はまだ落ち着きを見せていない。25日には新たに281人の域内感染者が確認され、261人が追加修正された。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は、新型コロナの感染状況は急激に悪化しているわけではないが、現在各地の検査で陽性の確率が依然として高い。発症から検査、報告が出てくるまでの時間もかかることから、おそらくまだ発見されていない隠れた感染例があると説明。感染の拡大を防ぐため、防疫警戒レベル3級を6月14日まで延長するとした。
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台湾で新型コロナの感染が拡大中です。26日には新たに302人の域内感染者が確認され、331人の追加修正が発表されました。新規感染者、追加者共に台北市と新北市に集中しています。
また、25日には台東県で、26日には連江県でも初めて感染者が確認され、現在、感染者が確認されていないのは離島の2つの県市のみとなっています。
新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は、現在、新型コロナの感染状況は急激に悪化しているわけではなく、防疫警戒レベルを引き上げる予定はないと繰り返し強調しています。
ただ、発症から検体採取、そして検査報告が出てくるまでタイムラグがあるとし、まだ確認されていない隠れた感染例を見逃さないように、防疫警戒レベル3級を引き続き6月14日まで延長すると述べました。
陳時中・指揮官
「隠れた感染例は当然、家庭内感染を引き起こす。さらには外での接触もありうるが、防疫警戒レベルを3級としていて、この期間を観察していると各種の人の流れのコントロールに効果がみられる。このような隠れた懸念があるため、当然5月28日に3級を解除することはできない。この期間、隠れた感染例をコントロールできなければ、感染はさらに拡大してしまう。」
陳時中・指揮官はさらに、防疫警戒レベル3級の延長は、個人、企業、社会全体に大きな圧力がかかることから、政府は可能な限りの支援をするとし、行政院が近く救済策を発表する予定だと語りました。
また今回の感染拡大は、最前線にいる警察関係者にも感染者が出ていることから、陳時中・指揮官は、声を詰まらせながら、市民と、現在営業を規制している8大業種に、警察官にこれ以上の負担をかけないで欲しいと呼びかけました。
陳時中・指揮官
「マスク違反さえも警察官が捕まえなければならないのか。これは自分で気をつければいいことだろう。8大業種もまだ営業していたり、こっそり営業していたり。これらは全て社会全体の負担を増やしていると思う。特に今、警察官も感染している。きちんとルールを守らない人は反省すべきだ。」
陳時中・指揮官は、防疫警戒レベル3級の期間、各自が、しっかりとマスクをし、ソーシャルディスタンスを保ち、不必要な集まりは避けるといった自身の責任を果たすべきで、感染拡大を防ぐためにみんなで耐えましょうと呼びかけました。
(編集:中野理絵/王淑卿)