台湾では25日、新型コロナウイルスの新規域内感染者が281人、域外感染者が2人、報告の渋滞による新規域内感染者が256人、死者が6人増え、累計感染者数が5456人に、死者が35人になりました。
新規域内感染者は主に北部の新北市と台北市に集中しています。また、台湾南東部の台東県でも初の感染者が出たことにより、新型コロナウイルスが台湾本島全域に広がったことが分りました。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官が25日の定例記者会見で、台湾全域におけるコロナの感染警戒レベル第3級の実施期間を、これまでの5月28日までから6月14日までに延長すると発表しました。
それを受け、教育部は集団感染のリスクを下げるため、全国の学校及び公立、私立幼稚園の休校・休園を、5月28日までから6月14日までに延長すると発表しました。
中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は、24日の記者会見で、台湾のコロナの感染状況について、「感染者の発症状況から見ると、台湾のコロナの感染状況がピークに達していることが見られる。検査を受ける人が殺到したことで、検査結果の公表が遅れた新規域内感染者の数も安定している」と話しました。専門家が5月末には新規域内感染者数が一桁に減少すると予測していることに対して、「指揮センターは楽観視しない。一番大事なのはコロナの感染拡大を抑え、各種の防疫対策を確実に実施することだ」とし、防疫警戒レベル第3級の実施期間延長を検討していると明らかにしました。
陳時中・部長は、「報告遅れによる新規域内感染者のデータが完全に集まったら、今後コロナの感染状況をより正確に予測することができる。この1週間でその遅れを取り戻したい。また、防疫警戒レベル第3級の実施期間は、5月28日までだが、専門家が延長を提案したことから、現在検討中。」と話しました。
この頃、台湾のコロナの感染者は主に年長者。重症化する割合も比較的高く、人数が増え続けています。中央感染状況指揮センター医療応変チームの副責任者、羅一鈞・副部長によりますと、4月15日から24日までの新規域内感染者3000人あまりのうち、およそ10.3%の人が重症化となりました。60歳以上の新規域内感染者のうち、重症化になった人数が1228人、重症化率は19.1%だということです。
そのほか、指揮センターは各地方自治体との会議で、各地の病院で10室から20室の新型コロナ専用集中治療室を設置して台北市と新北市の重症患者に提供することと、集中隔離施設に入居した軽症、または無症状の患者に病状が悪化した場合の病室を提供することで合意しました。
(編集:曾輿婷/王淑卿)