台湾の厚生大臣に当たる陳時中・衛生福利部長は21日、アメリカの厚生大臣に当たるベセラ保健福祉省長官と、リモート会議を行いました。この中で、ベセラ長官は、台湾のWHO(世界保健機関)年次総会へのオブザーバー参加と、ワクチン獲得を支持すると表明しました。
今年のWHOの年次総会は、5月24日~6月1日に開催されます。この会議は、新型コロナウイルス感染の拡大が収束しない中で、リモート方式で開催されることになっています。
台湾は2009年から8年連続で、オブザーバーとしてWHOの年次総会に参加しましたが、現在の民進党の蔡英文政権発足後、2017年から4年間連続で、中国大陸の反対によって招待されませんでした。今年の年次総会にもこれまでのところ、台湾は招待を受けていません。
アメリカ保健福祉省は、同省のツイッターに文章を掲載し、ベセラ長官と台湾の陳時中・衛生福利部長との間でリモート会議が開催されたことを紹介すると共に、「台湾の陳時中・部長と現在の感染状況と世界の公衆衛生に関する問題を討論できて大変にうれしい。アメリカは、台湾がワクチンを獲得することを支持し、台湾の衛生・安全に関する多くの貢献を評価する。また、台湾がオブザーバーの身分でWHO年次総会に参加することを支持する」と表明しました。
このほか、アメリカ政府の関係者としては、ブリンケン国務長官が7日、台湾のWHO年次総会における適切な地位を回復するよう呼びかける声明を発表しています。
また、このリモート会議の中で、陳時中・衛生福利部長は、アメリカが新型コロナウイルス・ワクチンを台湾に供給するよう要請し、ベセラ長官はこれに対して、この要請をバイデン大統領に報告し、ワクチンを各国・地域に分配する際、台湾での需要を考慮すると約束しました。