C-POPの最高栄誉、「第32回金曲奨(ゴールデンメロディアワード)」のノミネートリストが12日に発表されました。今年は171作品が参加し、27つの賞を争っています。
台湾最大の方言、台湾語の女性シンガーソングライター、曹雅雯(オリビア・ソウ)が自ら作詞と作曲を手掛け、数々の大物アーティストの協力を得ている台湾語アルバム『自本』は、最優秀台湾語女性歌手、最優秀台湾語アルバムなど、8部門にノミネートされました。
同じく作詞・作曲、プロデューサーを兼ねている原住民族歌手、桑布伊(Sangpuy/サンプイ)も、新作の『得力量(pulu’em)』で、最優秀原住民族語歌手、最優秀原住民族語アルバム、最優秀アルバムプロデューサー賞など8部門にノミネート。2人ともノミネート数が最多でした。
第32回金曲奨の審査委員長、鍾成虎氏は、「サンプイの作品は、そのナチュラルな歌声を通して、彼が土地と命に抱く感情を伝えている。彼の新作アルバムには、いろんな要素が込められている。編曲では、原住民族の音楽とうまく融合している。音楽面でも感情表現においても、素晴らしい1枚である」と評価しました。
女性歌手、田馥甄(ヒビ・ティエン)の『無人知曉(TIME WILL TELL)』と萬芳の『給你們(Dear All)』は、いずれも7部門にノミネート。2人は巴奈‧ 庫穗(パナイ・クスイ)、孫盛希(シシー・スン)、蘇慧倫(ターシー・スー)、譚維維(シタール・タン)らと標準中国語部門の最優秀女性シンガー賞の座を巡って争うことになります。標準中国語部門の最優秀男性シンガー賞には、瘦子E.SO、林俊傑(JJ Lin)、呉青峰(ウー・チンフォン)、杜振熙(ソフト・リパパ)、韋禮安(ウイリアム・ウェイ)、そして中国大陸の歌手、李泉(ジェイムズ・リー)がノミネートされています。
最優秀バンド賞には、告五人(アキューズファイブ)、落日飛車(サンセット・ローラーコースター)、生祥楽隊(Sheng-Xiang & Band)など7組がノミネート。
「C-POPの王様」・周杰倫(ジェイ・チョウ)も新曲「Mojito」で最優秀シングル曲プロデューサー賞にノミネートされました。
昨年台湾のアカデミー賞、「金馬奨(ゴールデンホースアワード)」で最優秀オリジナル映画歌曲賞を受賞した、盧廣仲(クラウド・ルー)の「刻在我心底的名字(Your Name Engraved Herein/私の心に刻んだ名前)」は、今年金曲奨の年度楽曲賞の有力候補となっています。
なお、特別貢献賞は、今年でデビュー39年目を迎える、ベテランアーティストの羅大佑(ルオ・ダーヨウ)が受賞。金曲奨の審査委員会によりますと、羅大佑は、社会が劇的に変化している時代に「黒い旋風」を巻き起こし、たった1人の力で、C-POPの大革命を起こした人物。たった1枚のアルバムでも、1つの世代を揺るがす文化的事件になれることを証明しました。羅大佑の作詞、作曲、編曲における才能は、多くの人の記憶に深く刻まれています。彼は、そのおよそ半世紀近くの音楽人生において、世の中の流れに逆らい続けてきました。したがって、金曲奨は、そんな「永遠の怒れる若者」、「永遠のロック歌手」である羅大佑に敬意を払おうと、特別貢献賞を授与することにしたということです。
第32回金曲奨の授賞式は、6月26日、台湾北部・台北市の多目的体育館、台北アリーナで行われます。ところで、最近台湾における新型コロナウイルスの感染拡大を受け、金曲奨を主催する、文化部影視及流行音樂產業局(略称:影視局)の徐宜君・局長によりますと、授賞式の開催は、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部・中央感染状況指揮センターの政策に従います。そのまま開催であろうと、オンライン開催であろうと、どんな形の授賞式でもありえます。詳細は近日会議で討論します。決まり次第発表するということです。
(編集:曾輿婷/王淑卿)