4月下旬から台湾の大手航空会社、中華航空(チャイナエアライン)のパイロットの新型コロナウイルスへの感染が相次いで報告され、一部のパイロットの家族、および海外から帰国したパイロットの隔離先となる、台湾北部・桃園市にある、ノボテル タオユエン インターナショナル エアポートホテルの従業員まで感染が拡大した大変なことになっています。関係機関は、現在、中華航空(チャイナエアライン)のパイロットとホテルの従業員との感染の関連性について疫学調査を進めています。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長は、4月30日、今回の感染を「ホテルでの集団感染」と定義づけると共に、5月1日に感染者の新型コロナウイルスのゲノム解析の結果を発表しました。
「中央感染状況指揮センター」の発表によりますと、重症化し、今集中治療室で治療を受けているホテルの幹部、感染者番号1120は、中華航空(チャイナエアライン)のパイロット数人と同じイギリスの変異株に感染したことが確認されました。つまり、ホテルの職員とパイロットとの間の感染関係が確認されました。今回の集団感染は、発生から20日間足らずということも分りました。
北部・桃園市で発生した集団感染なのに、人の移動や交流などにより、台湾中南部・嘉義県にある国立中山大学の先生と学生も、感染者との接触により、隔離対象となりました。新型コロナウイルスの市中感染が懸念されています。