台湾桃園国際空港に隣接する「台北ノボテル桃園国際空港ホテル」で、新型コロナウイルス感染が発生したことから、29日までに宿泊者、ホテルのスタッフを含めて全員がホテルから退去し、指定された隔離施設に入りました。
このホテルでは、29日、初めてスタッフ1人の感染が確認されました。
このホテルは、中華航空(チャイナエアライン)が所有し、フランスACCORグループの「ノボテルブランド」が管理運営しています。中華航空では、パイロットの新型コロナウイルス感染確認が相次いでおり、30日までに9人の感染が確認されています。
このホテルは、海外から台湾に入って来た人のための自主隔離用ホテルに指定されてました。29日までにホテルから退去した宿泊客のうち、中華航空のパイロットが109人、その他の外国人パイロットが76人でした。一般客20人、ホテルのスタッフ207人を合わせて、総人数412人がホテルから退去しました
「中央感染状況指揮センター」の指揮官である陳時中・衛生福利部長は、「ホテルの中に外国人パイロットが多く、外国人パイロットは海外に滞在している時、マスク着用、社会的距離の維持を確実に行っておらず、このため外国人パイロットが海外で感染し、ホテルにウイルスを残した可能性が高い。ホテルの清掃スタッフが、ウイルスに汚染された部屋に入って清掃・消毒を行った際、感染した可能性がある」と指摘しています。
「中央感染状況指揮 センター」では、来週、台湾全土にある自主隔離用の専用ホテルに対して全面的な点検を実施し、感染防止の再教育を行う予定です。
このホテルがある桃園市の鄭文燦・市長は、感染防止対策を強化し、市中感染が広がる可能性を引き下げると表明しました。桃園市では、8種類の室内空間でのマスク着用義務付け、室内活動の実名制、体温測定、アルコール消毒の徹底、母の日のイベントの室内500人以下、屋外1000人以下の人数制限実施などの対策を、5月末まで実施します。また、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を維持し、多くの人が出入りする場所へ行かないよう呼びかけています。