昨年から深刻な水不足の状態が続いている台湾中部。対流雲が発達しているため、27日と28日2日連続で大雨が降りました。日月潭ダムの底は草原から水溜まりになりました。
日月潭周辺の住民は、「昨日は午後1時頃から、かなり長い時間雨が降っていた」と喜んでいました。
経済部水利署中区水資源局の統計によりますと、南投県の日月潭ダムと台中市の霧社ダムでは、31時間で貯水量が25万トン増加しました。
中区水資源局の潘楨哲・副局長は、「これで、渇水期におけるダムの給水量と給水期間は少し延長できた」と嬉しさを隠さずに言いました。
日月潭と同じ南投県にある、台湾のお茶処、名間郷松柏嶺では、ここ2日間、霧雨しか降っていませんでした。お茶農家は、「茶園の灌漑には全然足りないから、地下水を利用するしかない。水道料金はかなり高い」と嘆いています。
お茶農家は、「チャノキの成長にも影響する」、「利益の半分以上が灌漑用水に取られた」と話しました。
お茶農家によりますと、地下水の料金は1トン台湾元25元(およそ日本円97円)。
毎週1回水やりを行います。今年の新茶の栽培では、約1467坪の農地で水道代が台湾元2万5000元(約日本円9万7740円)、およそ平年の倍以上もかかったということです。
29日時点で、台湾のダムの貯水率は、台湾北西部・新竹県宝二ダム5.1%、中部・台中市徳基ダム3.5%、南部・台南市曾文ダム8.9%です。やはり深刻な水不足が続いています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)