台湾の人権教育を深化するため、国家人権委員会と教育部は26日、共同で「人權教育合作深耕計畫(人権教育深化プロジェクト)」を始動。国連が推進する「人権教育のための世界計画」にあわせ、小中学校での人権教育推進を優先し、人権を保護、尊重した優しい学校を作りたいとした。また、学生の人権意識を育て、台湾の人権教育が国際社会と足並みを揃えるよう努力するとしている。
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台湾の人権教育を深化するため、国家人権委員会と教育部は26日、「人権教育深化プロジェクト(人權教育合作深耕計畫)」を開始。国連が推進する「人権教育のための世界計画」にあわせ、小中学校の人権教育推進を優先し、人権を保護、尊重した優しい学校を作りたいとしました。
国家人権委員会の田秋堇・委員
「この教師は、一人の小学1年の生徒が昼寝の時間に眠れず他の生徒と話していたことから、他の生徒に影響すると心配して彼を一人ベランダに隔離してそこで寝るようにさせた。その期間は1年生から2年生まで。およそ1年という長期間にわたった。教師がいなくなったあと、その生徒は教室に戻って寝ようと思ったが、他の生徒から、先生からベランダで寝るよう言われただろうと言われ、教室に戻って寝ることができなかった。彼は長期間にわたってクラスメイトから無意識のうちに悪いレッテルを貼られた。」
これは、監察院が調査をしたことのある2014学年度に新北市のある学校で起こった事件です。この学生は最終的には病院から心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されました。
しかしこの教師は自身の教育方針の正当性を主張し続けています。
調査を担当した国家人権委員会の田秋堇・委員も、この教師は故意ではなかったと考えています。
この事例は、教師が生徒の人権に対する理解が足りないことによって引き起こされた傷害であることが浮き彫りとなりました。
そこで、人権を保護、尊重したフレンドリーなキャンパスを作り、生徒たちの人権意識を育てるため、「人権が基本となる(以人權為根本)」環境作りに努めていくとしています。
国家人権委員会の陳菊・主任委員
「教育は最も大切な百年計画であり、我々が推進する人権教育が成功するかどうかの重要な出発点でもある。教育現場で働くすべての人たちの努力を通して、台湾の学校における人権教育の普及と深化を加速させることを期待している。」
教育部の潘文忠・部長
「将来、学校でこのような持続的な発展によって、台湾がその実践に積極的に取り組んでいる、国連が採択した9つの国際人権条約のうちの五つの条約の実行がさらに一歩一歩前進していくことを願い、この一歩が台湾と世界が人権教育上で最もよい接点となることを期待している。また、台湾は、この最も重要な普遍的価値が学校から確立することを期待している。」
人権委員会と教育部は、「指導者に対する人権教育の実施(領導人才人權培育)」、「教師の専門性の向上(教師專業素養提升)」、「教師の人権強化の浸透(教師人權增能扎根)」を重点的に取り組みます。
また、監察院が提供する関係事例を参考として、人権の概念と人権公約関係の授業を強化して、台湾の人権教育が国際社会と足並みを揃えるよう努力するとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)