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複数操縦士コロナ感染、対策本部「海外での感染可能性大」

  • 27 April, 2021
  • 曾輿婷
複数操縦士コロナ感染、対策本部「海外での感染可能性大」
台湾の大手航空会社、中華航空(チャイナエアライン)のパイロットは今月26日、新たに2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、累計感染者数が9人になった。 台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は感染源の調査を急ぎ、チャイナエアラインのパイロット1272人を対象に検査を実施している。 中央感染状況指揮センターの指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長は「チャイナエアライン内部に大規模な感染経路は存在せず、国際線の飛行機で感染した可能性が高い」と推定している。(写真:CNA)

今月20日に、台湾の大手航空会社、中華航空(チャイナエアライン)の貨物機のパイロットがオーストラリアで新型コロナウイルスへの感染が確認されてから1週間。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は26日、新たに2人のパイロットがコロナに感染していることが確認され、累計感染者数が9人になったと発表しました。

指揮センターによりますと、新たに感染が確認されたのは、在宅隔離期間を満了した後、ウイルス検査で感染が確認された感染者番号1102と、ウイルス検査の範囲を拡大した後、対象者となって陽性反応が出た、感染者番号1105です。

中央感染状況指揮センターの指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長によりますと、感染者番号1102は24日に症状が出る前、16日にはイベントに参加したことがあるため、感染拡大が懸念されていますが、当時のウイルスはまだ感染力がないため、影響はそんなに大きくないということです。

陳時中・部長は、「感染者番号1102は、4月19日から22日までアメリカに渡航、24日に症状が出た。ウイルスは、症状が出る三日前に感染力があると考えると、4月16日時点ではまだ感染力がないと考えられる」と説明しました。

指揮センターはチャイナエアラインのパイロット1272人を対象に検査を実施しています。25日までには、509人がPCR検査を受け、そのうち、感染者番号1101、1102、1105が陽性だったほか、全員陰性でした。

なお、27日時点では、934人が血清抗体検査を受けました。そのうち925人が陰性、6人が陽性、3人はまだ検査中です。陽性反応が出た6人のうち、3人は過去に感染が確認された、感染者番号151、177、1105の患者。他3人は、本国籍の四十代男性2人と、本国籍の四十代女性1人。3人ともIgM抗体が陰性、IgG抗体が陽性でした。

陳時中・部長はこれにより、チャイナエアライン内部には大規模な感染経路が存在していないと判断しています。

陳時中・部長は、「現在およそ1/3の514人がPCR検査を受けた。感染が確認されたのは、わずか1人。この比率は比較的低いから、大規模な感染経路は存在しないと見ている」と説明しました。

陳時中・部長によりますと、パイロットは3人一組のチームで飛行しています。感染が確認された9人のパイロットは、4つのチームに所属し、互いの関連性は高くありません。現時点では、国際線飛行で感染した可能性が高いということです。

陳時中・部長は、「感染者は全員、国際線をも担当している。現時点の調査では、その時に感染した可能性が高い」と話しました。

新型コロナウイルスに感染したパイロットの感染源と感染経路は、チャイナエアラインのパイロット全員がウイルス検査を受けてから、1人ずつ調査して行きます。陳時中・部長は、チャイナエアラインのパイロットの隔離先であるホテルに保安警察官や看護師を派遣し、コロナの予防経路と環境の清掃・消毒が確実に行われているかを確認するとの考えを示しました。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

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