台湾で勉強した留学生は台湾の財産だと考え、台湾の外交部と対外貿易発展協会(TAITRA)は、留学生に台湾で研修・就職してもらうためのプロジェクトを開始しました。
このプロジェクトは、「国交国および新興市場国家の留学生人材マッチング計画」と名付けられたもので、台湾での卒業シーズンの6月前後、5月末から8月にかけて、留学生の台湾企業での研修や就職をあっせんするイベントを、オフラインとオンラインで実施する予定です。対象となるのは、台湾と国交を持っている国、それにラテンアメリカ、アフリカ、中東などの地区から台湾に留学している外国人と華僑です。
これによって、台湾企業がこうした地区の市場開拓に必要な人材を確保することができ、留学生も実習のチャンスや仕事を見つけことができます。
台湾の教育部によりますと、2016年から2020年の間、台湾にやって来た留学生は45万6000人で、卒業後に台湾に残った人は2万人以上でした。外交部と対外貿易発展協会は、より多くの留学生に台湾の企業で実習を経験してもらい、また母国に帰国した後も台湾企業の海外市場開拓に協力してほしいと考えています。また、貿易、投資、経済ばかりでなく、文化や農業なども含めた幅広い分野の人材を対象としています。
これについて対外貿易発展協会は、世界的に新型コロナウイルス感染の影響を受ける中で、台湾は感染抑制に効果を上げ、経済は好調を続けているものの、企業の多くが人材不足を訴えており、特に海外市場開拓の人材の不足が深刻になっていると指摘しています。このため、対外貿易発展協会は、外交部と共同で5月29日にオフラインでの就職説明会を開催し、8月にはオンラインでも就職説明会を実施することにしています。