総統府の張惇涵・報道官は16日、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出に関連して、台湾が日本政府と提携するとの出所不明の消息が流れていることについて、完全なねつ造であり、まったくのフェイクニュースだと表明しました。また、与党・民進党の劉康彦スポークスマンも、同様の声明を発表しました。
総統府は、この消息に対して、直ちに警察に通報して処置を要請しており、このフェイクニュースを広めないよう呼びかけました。
この消息は、総統府の公文書に似せた形式の写真を使って、友好国が処理水の解決で困っているのを助けるため、台湾に日本から福島第一原発の一部の汚染水を受け入れ、処理と放出を実施することで、日本政府と合意に達したと指摘しています。この消息では、公文書の日付が4月16日と記載されていますが、実際には4月15日にはインターネット上で拡散されていました。
総統府の張・報道官は、このフェイクニュースが使用している公文書に似た写真は、公文書の書き方として誤った部分が何カ所もあり、台湾の政府の運営に対する知識が極めて低いと指摘しています。
張・報道官は、最近、多く見られるフェイクニュースは、台湾社会内部の団結を分裂させることを目的としたものであり、市民に誤解を引き起こさせようとする典型的な手法だと指摘し、国民に対して出所不明の文書に対して警戒心を高め、自分の情報の安全に注意するよう呼びかけました。