台湾中部・台中市大甲区にある著名な媽祖廟、大甲鎮瀾宮の媽祖巡礼は、台湾時間9日午後11時5分に出発し、台中市、彰化県、雲林県、嘉義県の四つの県と市にある170の媽祖廟を経由します。9日間にわたる巡礼では、媽祖様を乗せた神輿と信者は、340キロメートルも練り歩くということです。
台湾国際放送の運営母体、中央放送局は、今年11種類(英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、広東語、日本語、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語)の言葉を使って「大甲媽祖巡礼」の様子をネットテレビを通じてリアルタイムで世界各国に伝えました。中華民国台湾の国家放送局、中央放送局が宗教イベントの実況中継を行ったのは初めてです。
媽祖は、航海の安全を守る女神として仰がれていましたが、今台湾では交通安全、人間関係、健康、学業、出産など何を願っても良い万能の神様として広く信仰されています。アメリカの衛星テレビおよびケーブルテレビネットワークチャンネル、ディスカバリーチャンネルに「世界三大宗教行事」の一つとして取り上げられた、「大甲媽祖巡礼」は、毎年数百万人を引き付けており、今では宗教イベントだけではなく、「国際観光文化フェスティバル」までに規模を拡大しています。
中央放送局の路平・董事長(会長)と張正・総局長も会場に駆けつけ、スタッフと共にこの歴史的瞬間に立ち会いました。路平・董事長は、「大甲媽祖巡礼」の実況中継を行う意義について、「媽祖は台湾の重要な守護神だ。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、中央放送局は実況中継を通じて『大甲媽祖巡礼』を紹介し、新型コロナの封じ込めに成功した台湾で、メンタルを安定させる力となる媽祖信仰を世界に紹介する。世界各国の人々もコロナ禍から脱出し、幸せで楽しい生活を過ごすことができるよう願う。これは非常に重要な精神だ。媽祖巡礼はまさにこの精神の現れだ。多言語という資源を持つ中央放送局は、コロナ禍の中、11種類の言葉を使って全世界に台湾の重要性と台湾の存在意義を伝えることができて非常に光栄に思う」と述べました。