アメリカ国務省のプライス報道官は1日、台湾との間での高官の相互訪問を検討していると表明しました。
プライス報道官は、台湾は民主主義の先導役であり、アメリカはできる限り台湾との関係を強化し、将来、双方の関係を推進する高官の相互訪問を検討すると指摘しました。
台湾と国交があるパラオのウィップス大統領がこのほど、台湾を訪問しましたが、その際、アメリカのヘネシーナイランド・パラオ大使が同行し、各界からの注目を集めました。プライス報道官のこの発言は、ヘネシーナイランド大使の台湾訪問は、中国大陸に対する何らかのメッセージを伝えるものであり、アメリカの政府関係者と台湾の政府関係者の接触制限の解除するというトランプ政権が進めた政策を、バイデン政権も引き継ぐことを意味するのかとの質問に答えたものです。
プライス報道官はまた、アメリカは長年、「1つの中国」の方式で台湾との往来を進めていると指摘した上で、「アメリカはこれまでと同様に、台湾とは非公式の関係を推進し、双方は共通して関心を持つテーマについて、実質的な意見交換を行うことができるという状況の下で、高官のワシントンおよび台北への訪問のチャンスを検討する」と表明しました。
アメリカのトランプ政権の時期、昨年8月にアメリカのアザー厚生長官が、1979年以降、最高レベルのアメリカの高官として台湾を訪問しました。また、これに続いてクラック国務次官が、1979年以降、国務省の最高レベルの高官として台湾を訪問しました。
一方、昨年11月には、台湾の経済部の陳正祺・次長が、ワシントンを訪問しています。
その後、ポンペイオ前国務長官は、退任直前の今年1月、アメリカが長期的に設けていた台湾の政府関係者との交流に関する自主規制を解除すると宣言しました。これを受けて、アメリカの在外公館の関係者が、相次いで台湾の外交関係者と面会し、その写真を公開しています。
将来、アメリカと台湾の高官の相互訪問を促進するとのプライス報道官の発言に対して、台湾の外交部の欧江安・報道官は2日、「台湾とアメリカの関係を強化することは、わが国政府の長期的な努力目標であり、台湾は相互信頼、相互利益の原則の上に、双方の各分野のパートナー関係を強化する」と表明しました。
「近年来の台湾とアメリカの関係強化は見ての通りだ。双方は密接な意思疎通を図りながら、一歩一歩、各分野の協力関係を深めていく」。欧江安・報道官は以上のように語っています。