台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」が3月31日に台湾における新型コロナウイルスの新たな感染例が6人増えたと明らかにしました。この6人はいずれも海外で感染したものです。そのうち、累計感染者数1026人目の70代の本国人男性は、長年アメリカに居住しています。台湾に帰ってきて二ヶ月後に感染が確認されました。
台湾北部のシリコンバレーこと、新竹サイエンスパークに入居している半導体企業、漢民科技(Hermes Epitek Corporation、ヘルメス・エピテック社)は1日、この感染例は同社の幹部であることを認め、3月30日に「緊急対策行動チーム」を立ち上げ、台湾各地にある同社の工場で消毒を実施、疫学調査を始めました。そして3月30日から台湾各地の工場で14日間の自主健康管理を実施しています。
「中央感染状況指揮センター」の荘人祥・スポークスマンが、1日午後に開かれた記者会見で発表したところによりますと、1026例目の接触者53人のうち、12人が自宅隔離を、41人が自主健康管理を行っています。そして、濃厚接触者とされる48人の核酸検査は、すべて陰性反応でした。
1026例目は、帰国後、自宅隔離を行ったし、濃厚接触者の核酸検査はすべて陰性反応だったため、海外で感染したと判断され、国内に対しては感染力はないということです。
では、なぜ入国2ヵ月後に陽性反応が出たかについて、荘人祥・スポークスマンは、「外国の研究によれば、新型コロナウイルスの感染者は、感染して10日間後、感染力を失う。しかし、全快と言っても、新型コロナウイルスの死骸がまだ呼吸器に残っているため、再び陽性反応が出た」と説明、1026例目は、台湾で感染したものではないとの判断を下しました。