台湾とアメリカが26日に沿岸警備に関する作業部会を設置するためのMOU(覚書)に調印したことを受け、中国人民解放軍が26日に対潜哨戒機や戦闘機など合計延べ20機を出動させて台湾南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入しました。これは、国防部が台湾の防空識別圏に侵入した中国の軍用機に関する統計を発表して以来の最多を記録しました。
国防部の張哲平・副部長は29日、立法院での答弁で、この延べ20機の機種から見ると、台湾をターゲットにして海と空の合同作戦を展開する戦略が伺えると指摘、国防部は、その戦略を想定してあらかじめ対策を練っており、しかもミサイルでそれを追跡・監視し、中国の軍用機が台湾の領空30海里に侵入しないよう守っていると明らかにしました。
一方、防空識別圏に接近する中国の軍用機に、攻撃、またはミサイルの発射などの形跡があった場合、中華民国軍はすぐそれに対応できるかどうかについて、国防部の張哲平・副部長は、次のように答えました。
張哲平・副部長は、「中国の軍用機が基地から離陸したときからそれを追跡する。これらの軍用機が飛ぶ可能性のある路線、またはそれが狙う可能性のある場所にあらかじめ兵力を配備する。ミサイル攻撃も含めてすべて対応できるように準備を整えている」と説明しました。