衛生福利部の陳時中・部長が29日、立法院での答弁で、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の緩和について触れ、水際対策を緩和する条件として「台湾における核酸検査と抗体検査の陰性証明」をあげています。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部の指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長は、先ごろ、平面媒体のインタビューに答えた際、二段階に分けて水際対策を緩和することを検討していると明らかにしました。第一段階では、入国者が、ワクチンの接種を受けたほか、台湾で受けた核酸検査と抗体検査も陰性反応でしたら、居家検疫(自宅隔離)の日数が7日間に短縮されることが可能になります。第二段階は、台湾におけるワクチン接種率が60%に達した場合、すべての入国者の検疫が免除されるということです。
与党・民進党の立法委員は29日、立法院での質疑応答で、「ワクチンパスポート」の運用可能性について質問しました。衛生福利部の陳時中・部長は、「ワクチンパスポート」には偽造の問題がある。世界保健機関(WHO)は、認証メカニズムの実施を検討しているが、時間が必要だとし、次のように答えました。
陳時中・部長は、「ワクチンの良し悪しはともかく、被接種者によって有効性が違ってくるのが現状だ。そのため、ワクチンだけでその有効性を判断するのは難しい。抗体があってこそはじめてそれは有効だと言える。台湾で受けた核酸検査と抗体検査で陰性反応が出た場合、初めて自宅隔離の日数を減らすことが出来る」と説明しました。