枯渇していたダムの底には、一本の橋が見えてきました。ここは、台湾北西部・苗栗県の永和山ダムです。昨年から続いている深刻な水不足により、貯水率が10%切って9.4%にまで低下し、ダムの底に沈められていた橋「永安橋」が現れました。これは、1980年にダムが建てられてから、初めてです。
長年ダムの貯水量を記録しているカメラマン、林桔春さんも初めてみたと話しましたが、橋の上にひび割れた土を見て、心配を示しました。
林桔春さんは、「橋があるなんて聞いたことはなかった。美しいけれど悲しい。ダムが枯渇しすぎたからだ」と話しました。
橋のほかに、ダムの満水の時に水没していた集落の跡、土地の神の祠なども次々と現れました。
地元の住民は、「せっかくだから見に来た。ダムの底に住宅があるなんて知らなかった」と話しました。
台湾のダムのリアルタイム貯水量に関する資料によりますと、25日時点で、桃園市の石門ダムの貯水率は40.2%、新竹市の宝山ダムは20%、苗栗県の明徳ダムは10.4%、台中市の徳基ダムは5.9%、そして台南市の曽文ダムは15.4%です。
深刻な水不足が続いているのに対して、政府の旱魃対策本部、「旱魃中央災害対策センター」は24日に、台中市、苗栗県、新竹市、彰化県北部などの地域を対象に、4月6日から週2日の給水停止措置を実施すると発表しました。
(編集:曾輿婷/王淑卿)