台湾初の写真博物館、国家撮影文化センター台北館が3月25日から4月18日まで、台湾北部・台北市忠孝西路、懐寧街交差点でプレオープンした。プレオープン期間中には、3大写真展が行われ、数百枚の昔の台湾の写真が展示されている。中には、150年以上の歴史のある、台湾の先住民族・原住民族の肖像写真が注目を集めている。
「国家撮影文化センター台北館」の前身は、日本統治時代に建設された「大阪商船株式会社台北支店」。日本の著名な建築家・渡辺節氏が設計し、1937年に落成した、三階建て鉄筋コンクリート造りの現代的な建物。屋根の曲がり角には伝統様式の尖塔があり、東西文化を融合させた特別な建築様式となった。
戦後、国民党政府が台湾に拠点を移してきた後、1946年に公営の台湾航業公司が入居し、「台航ビル」に改名された。1958年に台湾航業公司から台湾省公路局に譲渡されたため、「公路ビル」に、2002年にはさらに「交通部公路総局」に改名された。2013年に文化部の管轄下になり、撮影文化センターの基地として、文化資産局と台湾博物館による修復と管理を経て、今は台湾美術館が管理している。
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台湾初の写真博物館、国家撮影文化センター台北館が3月25日から4月18日まで、台湾北部・台北市忠孝西路、懐寧街交差点でプレオープンしました。プレートの除幕式は、文化部の蕭宗煌・次長と、同センターの運営管理機関・国立台湾美術館の梁永斐・館長によって行われました。
文化部の蕭宗煌・次長は、「国立台湾美術館は、国家撮影博物館の建設用地を選定しており、初歩的な計画も立てているが、事情によりこの計画は現在休止している。これが『国家撮影文化センター台北館』の命名の由来、まだまだパート2があるからだ。将来新たに庁舎を立てて、正式な国家撮影博物館を立ち上げることができるよう期待している」と話しました。
プレオープン期間中には、3つの特別展が開催されています。20世紀半ばまでの台湾の写真の歴史を遡る特別展「舉起鏡子迎上他的凝視(Hold the Mirror up to His Gaze)」では、1896年、甲午戦争(日清戦争)後に出版された写真集『台湾と澎湖諸島での思い出』、1914年に発行された『台湾写真帖』、そして戦後台湾の初代写真家・郎静山氏らの写真作品が展示されており、各時期における台湾各地の風土と民情を記録しています。
イギリス領の植民地出身の写真家、セイント・ジュリアン・エドワーツ氏(St.Julian Hugh Edwards)が1869年から1870年の間に撮影した台湾の先住民族の肖像写真は、出展された写真のうち、最も古い歴史を持つ台湾の写真です。
キュレーターの林宏璋氏は、「国立台湾美術館に所蔵されている1万点以上の写真から、600点を選んでこの写真展に出展した。同時に、9人の芸術家に研究を行うよう依頼した」と話しました。
国立台湾美術館の梁永斐・館長は、「長年、台湾の撮影業界で努力してきた先輩の芸術家たちと、彼らの仕事は、今日国家撮影文化センター台北館の開幕を通して、芽生えはじめ、これからは急速に成長していくだろう」と話しました。
そのほか、国際展「塵と時:宇宙から家まで(A Handful of Dust: from the Cosmic to the Domestic)」は、西洋の写真史上において名高い映像製作者の作品を展示しています。アジアにおける唯一の出展です。国家撮影文化センター台北館の歴史と、修復・再利用の過程を振り返る常設展「跨・交・通(トランス・コミュニケーション/Trans-Communication: From Osaka Shosen Kaisha to National Center of Photography and Images)」もあります。プレオープン期間中の参観は、予めオンラインで予約する必要があるということです。
(編集:曾輿婷/王淑卿)