2021年は、台日の友情を深める年。国立台湾工芸研究発展センターと日本クラフトデザイン協会との共催による「C-flow・心流-幸福工芸台日交流展(台日工芸品交流展示会)」が3月16日から5月16日まで台北当代工芸設計分館で開催されています。台湾と日本の芸術家95人による木工、陶芸、漆器、金工、染物などの作品が95点展示されています。
キュレーターの国立雲林科技大学創意生活デザイン学科の黄世輝・教授は、「台湾と日本の工芸家(クラフトデザイナー)が作品を通して、それぞれの考え方、創造力、そして土地に対する感情を表している。これがこの展示会を開催する主なきっかけだ」と説明しました。
展示会には、創造性に富んだ作品が数々あります。例えば、日本の芸術家、海野えり子による、カセットテープ、銀と金箔で作ったアクセサリー「音の記憶」がとりわけ注目を集めています。
同じく日本の芸術家による、羊毛フェルトの蝶々。その美しさと繊細さに多くの人が惹き込まれています。
台湾の芸術家の作品は種類豊富。芸術家グループ「卓也」は藍染め「水牛」を出展、芸術家の劉栄輝は陶板と泥塑の雲で「家」という文字を表現、幸せな雰囲気を伝えようとしています。
芸術家の劉栄輝は、「日本の工芸品は繊細な美しさがあり、日本の文化と精神を秘めている。台湾の作品は比較的多元的な一面を見せている。日本の工芸のようなものもあれば、台湾ならではの伝統工芸もある。それぞれに特色がある」と話しました。
展示会の開幕式に出席した文化部の蕭宗煌・次長は、「台湾と日本の工芸には深いつながりがある。今年は東日本大震災から10年、日本と台湾が友情を深める年でもある。台日工芸品交流展示会の開催には特別な意義がある」とコメントしました。
なお、新型コロナウイルスの影響により、台湾を訪問することができなかった、日本クラフトデザイン協会の西川雅典・事務局長は、ビデオメッセージを寄せて、今回の交流展示会が、今後台湾と日本の交流が深まるきっかけとなることに期待を示しました。
(編集:曾輿婷/王淑卿)