台湾の水がめで危機的状況が続いており、もし水が使えなくなってしまったら莫大な損失が出てしまう恐れがある産業も少なくない。しかし台湾南部の都市・高雄市にある中国鋼鉄(略称:中鋼)は心配していない。中鋼では、水質の問題から、3年も前から鳳山渓の再生水センターから毎年1400トン以上もの再生水を購入している。支払いは3000万台湾元(日本円約1億2000万円)以上となるが、このような渇水の時、再生水は中鋼の命の水となる。
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深刻な水不足が続く中、もし水が使えなくなってしまったら莫大な損失が出てしまう恐れがある産業も少なくありません。
しかし台湾南部の都市・高雄市にある中国鋼鉄(略称:中鋼)では3年も前から鳳山渓再生水センターから毎年1400トン以上もの再生水を購入しており、水の心配をしていません。
台湾初の、そして唯一稼働している鳳山渓再生水センターでは、家庭から排出された汚水を初期処理をして放流水とし、そこからさらにろ過をします。
5つの大きな水槽では、1回目のろ過が行われ、続いて2回目のろ過へ。
「細菌やウイルスも、UF(限外ろ過膜)を使ってろ過をします。
2度のろ過を行ってもまだ水は黄色がかっていますが、続いて消毒と3回目の逆浸透膜フィルターをかけると最後にきれいな水が出てきます。
水質も適度に柔らかく良質の水です。
中鋼はこのような再生水を購入して使用しています。
1トン当たり18.8台湾元。一般の水道水が1トン当たり12元ですので、7元も高くなります。しかし、通常の水道水を再処理する場合のコストを比較的節約できます。
高雄市水利局汚水営運科の蔡政芳・科長
「現在、中鋼に1年間で1485トンの再生水を供給している。毎年高雄市におよそ3000万台湾元(日本円およそ1億2000万円)の余分な収入をもたらしている。」
今回のような渇水が起こると、水不足による生産額への影響を懸念している産業も少なくありません。
既に3年間、再生水を購入している中鋼では再生水は命の水となっており、他の産業も水を購入したいと考えています。
高雄市水利局汚水営運科の蔡政芳・科長
「高雄市も臨海水資源センターを建設中で、今年の年末には毎日3.3万トンの再生水を提供できるようになる見込みだ。」
水利局も、再生水はいつでも規模の拡大が可能だ。現在さらに5200トン生産する余裕がある。必要とする産業に提供することで、渇水期に水の供給に対するプレッシャーを軽減することができるとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)