台湾は現在、パラオと「トラベルバブル」の実施について検討しています。双方の「トラベルバブル」は、近く実現する見通しです。「トラベルバブル」とは、新型コロナウイルス対策の隔離措置なしで二つの国が互いに渡航者を受け入れる旅行計画のことです。
台湾とパラオの「トラベルバブル」について、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の指揮官を兼務する、衛生福利部(日本の厚労省に類似)の陳時中・部長(=大臣)は7日、台湾もパラオも域内感染はないため、「緑の通路(コリドー)」というモデルで「トラベルバブル」を実施する計画を明らかにしました。
陳時中・部長は、8日の記者会見で、各界が関心を寄せている「緑の通路」について、「『緑の通路』とは、『渡航制限のない通航』を意味する。両国の間では制限策が設けられず、簡単な検査だけ。8日午後、衛生福利部、外交部、交通部の三つの省庁の次官が会議を開いて内容の大枠を決める」と明らかにしました。
陳時中・部長は、双方が「トラベルバブル」を実施するなら、関連の検疫措置も緩和しなければならない。こちらで5日間、そちらで14日間の隔離措置を実施するなら、「トラベルバブル」とは言えない。双方はさらに自由度の高い方法で交流を行うことを検討していると述べました。
パラオとの「トラベルバブル」について陳時中・部長は、これまで医療を受けるために台湾を訪れたパラオの渡航者が多かったため、今後パラオの渡航者も「トラベルバブル」の原則に沿って医療を受けに来られるが、医療行為のため、制限がやや厳しくなると説明しました。
なお、ベトナムでは最近、域内感染が発生していることから、現時点では、政府は、この「トラベルバブル」を東南アジア、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどの「新南向政策」対象国18ヶ国まで拡大する予定はないということです。