中国大陸が3/1から、台湾産パイナップルの輸入を一時停止したことに対して、与党・民進党の主席を兼務する蔡英文・総統は3日、民進党の中央執行委員会で、パイナップルの産地である、台湾南部の嘉義県、台南県、高雄市、屏東県の首長らと「パイナップル台湾チーム」を結成し、国内と海外におけるパインナップルとその加工品の販路拡大を目指し、パイナップル農家を苦境から救おうとしています。
四人の首長らは通販番組の司会者の如く、台湾産パイナップルの良さをアピールしました。嘉義県の翁章梁・県長は嘉義県産のパインの品種を説明し、4月に旬を迎えると紹介。台南市の黄偉哲・市長は台南市関廟区のパインこそ一番美味しいと強調、台湾産パイナップルを食べ尽くそうと呼びかけました。高雄市の陳其邁・市長は、なんとパイナップル農家への応援として、民進党のシンボルマークを台湾から、一時的にパイナップルに変更することを提案しました。
陳其邁・市長は、「ここ数日、少なくとも今週の間は、我々民進党のシンボルマークにある台湾をパインに変えて、台湾産パイナップルを応援する気持ちを示すことをすすめる」と話しました。
「パイナップル台湾チーム」最後のメンバーである、屏東県の潘孟安・県長は、パイナップル柄の買い物袋を首にかけ、注文ダイヤルを宣伝し、大好評を博しました。
潘孟安・県長は、「パインを食べて周りを汚したくないなら、パインの芯や皮をこちらの袋に捨てることができる。新鮮なパイナップルのほか、ドライパイナップル、パインのお酢などの商品も揃えている。ご注文はこちらの電話番号まで」とアピールしました。
蔡英文・総統によりますと、政府の呼びかけに応じて、わずか数日間で、すでに100社以上の企業が台湾産パイナップルの支援に乗り出しました。購入した量は、合計4万1000トンを超えており、さらに5000トンが日本に輸出される予定です。世界各国の台湾駐在代表処も相次いで台湾のパイナップル農家を支持する姿勢を示しました。蔡・総統は、「危機はチャンスでもある。理不尽な貿易制限措置を相手に、台湾は打ちのめされるどころか、ますます強くなるだけだ」と意気込み、国際社会からの応援に感謝を述べ、政府はこれからも地方自治体とともに、台湾をさらに強くすると宣言しました。
蔡・総統は、「台湾産パイナップルを世界に売り出そうという県市長たちの闘志を、皆様も感じたでしょう。中央から地方まで、政府から民間まで、みんな一丸となって、挑戦の中で台湾を強くしよう」と呼びかけました。
台湾産パイナップルは、3月から7月まで旬を迎えます。パイナップルの買い込みが発生し、他の農産品の売れ行きに影響しないよう、蔡・総統は「旬の前に予約を、旬のときに追加購入をしよう」と、何回かに分けて購入し、台湾の農家を支援するよう促しています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)