新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、台湾はその封じ込めに成功しているだけでなく潜在的治療薬の開発でもいいニュースが伝えられている。国立陽明交通大学生物科技学院の楊進木・院長率いるチームが23日、人工知能(AI)とビッグデータをもとに、抗ウイルス薬・レムデシビルの数十倍の効果を持つ潜在的治療薬を4種類発見した。4種類とも既存薬。一部の成果はすでに国際的な学術誌であるアメリカ化学会の月刊誌「ACS Nano」に掲載されている。新型コロナウイルスの治療に一筋の希望の光が見えてきた。
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新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、台湾はその封じ込めに成功しているだけでなく潜在的治療薬の開発でもいいニュースが伝えられています。
国立陽明交通大学生物科技学院の楊進木・院長率いるチームが23日、人工知能(AI)とビッグデータをもとに、新型コロナウイルスを抑制する効果を秘めた4種類の既存薬を発見しました。
陽明交通大学は、学校や領域を超えたAI動態システム生物学と薬物開発チームを組みました。そのメンバーには、国立台湾大学、台湾の最高学術研究機関・中央研究院、国立中興大学そして国防医学院が含まれます。
チームは人工知能(AI)とビッグデータを使って、ウイルス感染後の宿主の体内細胞の変化メカニズムをシミュレーションし、世界ですでに公開されている250以上の新型コロナウイルスの主要プロテアーゼの3D画像と比較したところ、新型コロナウイルスが体内細胞に侵入する鍵となるたんぱく質を発見しました。
具体的に6種の疑わしい構造動態があります。同チームは、この六つの構造動態からプロテアーゼの弱みを見つけ、ウイルスの増殖を抑制することに成功したため、3か月の内に新型コロナウイルス活性効果を抑える薬物を探し出しました。
陽明交通大学 生物科技学院の楊進木・院長
「この薬はウイルスの侵入を阻止する。ウイルスの侵入を阻止するにはあるたんぱく質が必要だ。そのカギとなるたんぱく質を見つけ出した。そしてウイルスのコピーにも影響することを見つけ出した。感染後、発熱することが多く、免疫の嵐とも呼ばれているが、それを抑えることもできる。この3点はある程度実証された。」
チームは4種類の潜在薬を発見し、そのうちの一つは発熱を抑える作用のある既存薬です。すでに実験で実証しており、新型コロナウイルスの内服薬として潜在力があるとしています。新薬が発売される前に必要な1年以上かかる臨床試験の時間を大幅に短縮することができます。
陽明交通大学の林奇宏・学長
「今日のこのテーマは単一の研究室や単一の学校だけでは達成できるものではなかった。今日は陽明交通大学が合併後初の重大な研究成果の発表の場となった。」
科技部生命科学研究発展司の陳鴻震・司長
「今日は科技部にとって“とても価値がある”と言ってもいい。陽明大学と交通大学が合併したことで、交通大学のエネルギーがこのセンターに注入された。来年2022年からまた別の4年にわたる防疫科学技術プロジェクトがある。だからその時、陽明交通大の合併のさらなる強さを期待している。」
チームはAIによる計算や細胞実験から動物実験まで一手に担い、関係内容はすでに国際的な学術誌に発表しています。陽明交通大学はこれらの成果が、台湾のバイオテクノロジー医薬上の研究を押し上げ、台湾医薬の臨床需要と産業発展を加速させると期待しています。
(編集:中野理絵/王淑卿)