内政部戸政司がこのほど発表した最新の人口資料によりますと、2020年に台湾で結婚したカップルの数は12万1702組で、前の年に比べて1万2822組減少し、この10年余りで最も少なくなりました。
前回、結婚したカップルが13万組を下回ったのは2009年で、この年は台湾の民間の言い伝えで結婚にふさわしくないとされる年に当たると共に、世界金融危機の年で景気が低迷したため、わずか11万6392組でした。一方、2011年は中華民国100年に当たったこともあり、16万5305組と、最近の10年で最も多くなりました。
結婚したカップル12万1702組のうち、異性間の結婚、つまり異なる性別の人のカップルによる結婚は11万9315組、同じ性別の人同士のカップルによるいわゆる「同性婚」は、2387組でした。「同性婚」は前の年に比べて552組減少でした。
一方、離婚したカップルは5万1680組で、前の年に比べて2793組減少しました。うち、異性間のカップルの離婚は5万1309組でした。これに対して、「同性婚」のカップルの離婚は371組で、前の年に比べて110組増加しました。
「同性婚」の制度は、台湾では2019年5月24日に始まったもので、2019年に同性婚のカップルは2939組でした。そのうち、男性同士のカップルは928組、女性同士のカップルは2011組でした。「同性婚」による離婚は110組で、男性同士が50組、女性同士が60組でした。
2020年に、「同性婚」は2387組で、前の年に比べて552組少なくなりました。そのうち男性同士は674組 、女性同士は1713組でした。また、2020年に「同性婚」による離婚は371組で、前の年に比べて261組増加しました。そのうち、男性同士は100組、女性同士は271組でした。
なお、内政部が最近発表した2020年1~12月の新生児、生まれた子供の数は16万5249人で、統計を取り始めてから過去最低となりました。一方、亡くなった人は17万3156人でした。このため、台湾の総人口は2356万1236人となり、前の年に比べて4万1885人、率にして0.18%減少でした。台湾の人口が減少に転じたのは初めてのことです。結婚したカップルの数がこの10数年で最も少なくなったことから、人口の減少は今後、加速することが予測されています。
林万億・行政院政務委員は、2020年の人口減少が、新型コロナウイルス感染と関係があるかどうかについては、証明できる根拠がないと指摘しています。