皆様は、普段、コミュニケーションアプリ「LINE」を使っていますか?
12月22日、LINEは2020年台湾におけるスタンプの人気ランキングを公開し、この一年間に台湾でよく使われているスタンプを通して、今年各時期の台湾の流行語を発表しました。
1.「我就爛」
我就爛は、2019年10月頃に、海外のサイト、Redditのユーザーが製作し、2019年11月頃に標準中国語に翻訳され、台湾で流行り始めたネタ画像でよく使われる言葉です。
この画像は、上と下の2つの部分があります。上の部分は、ソファーに座って、酒を片手に落ち込んでいる中年男性の写真。それとは対照的に、画像の下の部分は、爽やかな笑顔をした金髪の白人青年がカメラ目線で、「グッド」のジェスチャーをする写真です。「昔はAでしたが、今はBになった」という心境の変化を表すときによく使われます。
使用例として、中年男性の写真の隣は、「同僚たちが有能すぎた。自分だけついていけなくてかなしい」と書きます。画像の下に、その爽やかな笑顔を浮かべて、「グッド」のポーズを取る青年の写真の横には、「我就爛」と書きます。
この「我就爛」は、「無能だからね」「おっしゃるとおり、ダメ人間です」など、自分への批判に対して、わざとポジティブな態度を取って、気にしない、思考を放棄する、という意味を表しています。特に誰かと喧嘩する時に使うと、逆に相手を煽る効果がありますので、台湾のネットユーザーの間では大人気ですよ。
2.「像極了愛情」
「像極了愛情」を直訳しますと、「まるで恋のようだ」という意味です。元ネタは、中国大陸の男性歌手が発表した悲しいラブソングに対して、「ふさげたり、じゃれ合ったりして、そのたったの数秒の間は、まるで恋のようだ」というあるネットユーザーのコメントです。このコメントに多くの人が共感を抱き、一時期は中国大陸のソーシャルメディアで流行っていました。
「まるで恋のようだ」が台湾で流行語になったのは、今年7月末、台湾の監督、蘇三毛・監督がフェイスブックで、「ポエムの作り方を教えよう」という画像をシェアしたことがきっかけです。それによりますと、ポエムを作る手順は、ただ2つ。一、適当に短い文を書く。二、文章の最後に「まるで恋のようだ」をつける。これで完成です。例えば、「天気予報が晴れだが、雨が降った。まるで恋のようだ」。「おにぎりを食べようと思っていたが、売り切れた。まるで恋のようだ」などです。この画像は、フェイスブックで3000回以上シェアされ、中国大陸より1年遅れて、2020年の台湾で流行りだしました。
3.「咩噗(メープ)」
「咩噗」は、悲しい、泣きたいとき、質問の返答に困っているとき、おしゃべりの話題で泣きたくなったときなど、とにかく困ったときに、自分の気持ちを伝える言葉です。その後ろには、よく泣き顔を表す顔文字「QQ」がついていて、「咩噗QQ」でより悲しい気持ちを強調します。日本語の流行語「ぴえん」とはちょっと似ているのでしょう。
「咩噗」は、若者による造語です。その由来は、人気男性歌手、周興哲(エリック・チョウ)のヒットソング「怎麼了(どうしたの)」の歌詞の一部「再也不能牽著你走未來,每一步(もう貴方と手をつなぎ、未来へ一歩一歩を歩み出すことができなくなった)」です。この歌詞の最後にある「每一步(=一歩一歩)」は、どうしても「咩噗」に聞こえてしまうため、「咩噗」は若者を中心に流行ったということだそうです。
4.「気在来」
「気在来」の気は、怒り。そして「在来」は、「来ている」という意味です。合わせて「怒りが沸き上がっている」、つまり「怒っている」という意味です。
これは元々、台湾のとあるインフルエンサーの口癖です。流行語として流行った後、「気在来」の気は怒りだけではなく、「運」や「正気」、「幸福」などを表すときもあります。さらに、この流行語で名付けられたライターもありますよ。
(編集:曽輿婷/王淑卿)