120人を乗せる中華航空機(チャイナエアライン)が27日夜、イギリスから台湾に飛来します。イギリスでは感染力の高い新型コロナウイルスの変異種が確認されたことから、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は、交通部(日本の国土交通省に類似)が27日、バス6台でこの120人を集中隔離施設に送る。車内では乗客の前後左右が空席になる『梅花座』の座り方が採用されると明らかにしました。
「中央感染状況指揮センター」の指揮官を兼務する、衛生福利部(日本の厚労省に類似)の陳時中・部長(=大臣)によりますと、すべての旅客は入国後、検体採取を受けなければなりません。ウイルスについて、まだ分らない部分があるからです。検体採取は、将来の防疫計画に役立つに違いないということです。
対策本部の荘人祥・スポークスマンは、これまで14日間の「居家検疫(自宅、またはホテル・旅館での待機)」期間満了後、検体採取を行うのがほとんどだった。しかし、大多数はその検体からウイルスを培養することが出来なかった。ウイルスを獲得できれば、一部の実験室で関連の研究を行うことが出来るかもしれないと説明しました。
陳時中・部長は、「イギリスの変異種の感染力がさらに強くなっている。もし、(イギリスからの渡航者の)検体採取を通じてウイルスを培養することが出来れば、関連のゲノム解析を行うことが可能だ。また、これまでのウイルス、或いはほかの国々のウイルスと比較して、コロナウイルスの特性に対する認識をさらに深めることが出来る。これらの渡航者は、隔離期間満了後、もう一度ウイルス検査を受ける必要がある。そのときにはさらに時系列変化を分析することが出来る」と説明を加えました。