台湾の在来線・台湾鉄道の南廻線(南回り鉄道)における屏東県枋寮(台湾南部)から台東県知本(台湾東部)までの区間の電化開業式が20日に行われました。交通部(日本の国土交通省に類似)の林佳龍・部長(=大臣)は20日、午前7時33分発の一番列車に乗って屏東から台東に向かいました。
南廻線(南回り鉄道)の全線電化後、台湾南部・高雄から同東部・台東まで台湾鉄道で行く場合、所要時間は27分短縮できます。高雄から同東部・花蓮までは39分短縮できます。
南廻線(南回り鉄道)は1980年に着工、工事期間中、地下に眠っている千年以上の歴史がある「卑南遺跡」を発見、台東にある国立台湾史前文化博物館の開館につながりました。
全長98.25キロメートルの南廻線(南回り鉄道)の台東駅前にある「南廻鉄路記念碑」は、工事期間中に殉職した職員21人のことを記録しています。山岳トンネル工事の発破作業を行ったときに亡くなった人もいれば、娘が誕生した日に命を落とした人もいました。
林佳龍・部長は開業式であいさつし、台湾を一周する鉄道の電化完成後、台湾は鉄道で最短9時間一周できる日帰り生活圏になることができると喜び、次のステップは、6時間で台湾を一周する高速・快速鉄道網の建設だと明らかにしました。
林佳龍・部長は、「現在次の段階のことを計画している。蔡英文・総統支持の下、6時間で台湾を一周する鉄道網、高速・快速鉄道網、西部高速鉄道、東部快速鉄道、台湾高速鉄道の屏東、宜蘭までの延伸計画、そして東部の鉄道での列車のスピードアップなどを通して6時間で台湾を一周する高速・快速鉄道網の建設に向かって邁進することができる」と説明しました。
林佳龍・部長はまた、「6時間で台湾を一周する鉄道網の建設は、台湾各地をさらに緊密に連絡することができる。この路線は、人と貨物を輸送する路線だけでなく、観光美学にもつながる路線だ。台湾をさらに世界に知らしめることができる」と意気込みました。
林・交通部長はさらに、「来年は台湾にとって『自行車旅遊年(サイクリング・トラベルイヤー)』。自転車を乗せることのできる列車を300本運行する。2022年は台湾の『鉄道観光旅遊年(鉄道観光トラベルイヤー)』。その年は、台湾全域の鉄道観光、鉄道文化、鉄道経済の発展を確認する年だ」と今後の計画を説明しました。