蔡英文・総統はこのほど、放射能汚染に関する日本からの食品輸入規制について、「政府は現段階で討論をしていない」と表明しました。
また、王美花・経済部長と夫の顧立雄・国家安全会議秘書長が、日本の台湾駐在代表の公邸を訪れて会食に出席していたことについて、この問題について実質的な討論は行っていないと表明しました。
現在、台湾では、福島第一原子発電所の事故をきっかけとして、放射能汚染の可能性があるとして、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県の5県からの食品輸の輸入を禁止しています。
蔡英文・総統は、最近、台湾に戻った謝長廷・日本駐在代表が、日本食品に対する輸入規制の解禁問題について取り上げたことについて、謝長廷・代表と面会した際、台湾と台湾に関係するすべての重要テーマについて討論しており、謝長廷・代表は当然、この機会を利用して、この問題に対する日本側の感心を伝えた」と指摘しました。
ただし、蔡英文・総統は、「政府は現在の段階で、福島食品をどのように処理するか討論していない。私たちは、日本側が感心を持っていることを聞いているが、現在の段階ではいかなる実質的な討論も開始していない」と語りました。
こうした中で、顧立雄・国家安全会議秘書長と王美花・経済部長が、日本の台湾駐在代表の公邸を訪れて会食に出席していたことが、二人が乗った公用車が交通事故を起こしたことをきっかけとして明るみに出ました。これについて蔡英文・総統は、以前から約束していたもので、しかも儀礼的な会食であり、「席上でこの種の実質的な討論はなかった」と指摘しました。
また、日本の台湾駐在代表の公邸を訪れて会食に出席していたことが分かった王美花・経済部長は、「台湾駐在代表は多くの場面で各種のテーマについて、政府の関係部門と交渉を行っており、これは正常なことだ。自分と日本の台湾駐在代表の今回の会食は、儀礼的な会食だと説明しました。