台湾北東部・宜蘭県沖で10日午後9時19分にマグニチュード6.7の大きな地震が発生、台湾本島のみならず、離島の馬祖でも大きな揺れを感じました。震源地の深さは76.8キロメートルだったため、台湾の県と市10ヶ所で、震度4が観測されました。震度3の県と市も7ヶ所に達しています。
中央気象局地震測報センターの陳国昌・主任は11日、本震の後、地震の規模がマグニチュード4を超えた余震が三回も発生したと明らかにしました。この三回の余震は10日午後9時27分に観測されたマグニチュード4.8の余震、11日午前1時31分に観測されたマグニチュード4.1の余震、および11日午前2時15分に観測されたマグニチュード5.6の余震です。余震の震源が次第に台湾南部に移っていく傾向があります。
一方、本震の後、マグニチュード4以下の余震も8回発生しました。11日午前5時以降、余震が観測されていませんが、中央気象局地震測報センターの陳国昌・主任は、「10日の地震は明らかに沈み込み帯で発生したもの。そこはプレートの沈み込み帯と破砕帯が入り混じっているところだ。沈み込み帯で起きる地震からの余震は通常多くはないが、向こう1週間、マグニチュード4を超える余震が発生する可能性がある」と述べました。
陳国昌・主任は、「向こう一週間、マグニチュード4を上回る余震が再度発生する可能性がある。沈み込み帯で発生した地震は、衰退するスピードが速い。余震の規模もあまり大きくない。きょう午前5時からもう新たな余震はないことは、この地震はこれで終わるという意味ではない。あと数日観察したほうがいい」と分析しました。
陳国昌・主任によりますと、2000年以降、今回の震源地の周辺エリアで、マグニチュード6以上の地震が合わせて23回発生しました。平均で年に一回以上の割合です。そして、今年は12月10日まで、台湾でマグニチュード6以上の地震が4回も発生しました。昨年は2回、一昨年は1回でした。台湾では年にマグニチュード6以上の地震が平均で2.5回発生しています。今年はすでに平均値を上回っているということです。