台湾の民間シンクタンク「遠景基金会」、アメリカの「プロジェクト2049研究所(Project 2049 Institute)」、日本の「日本国際問題研究所(JIIA)」の3つのシンクタンクの共催による「台美日三邊印太安全對話(台米日三者間インド太平洋安全保障対話)」は8日に台北で行われた。蔡英文・総統も出席し、祝辞を述べた。蔡・総統は祝辞の中で、「我々が民主を守らなければ、権威主義の脅威に屈することになる」とし、台湾とアメリカ、日本の三者が交流とパートナー関係を強化し、ともに手を取り合い地域や世界の脅威や課題に対応していくよう呼びかけた。
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国際政治経済情勢を研究している台湾の民間シンクタンクの遠景基金会、アメリカのプロジェクト2049研究所(Project 2049 Institute)、日本の日本国際問題研究所(JIIA)の3つのシンクタンクは8日、「2020台美日三邊印太安全對話(台米日 三者間 インド太平洋安全保障対話)」を開催。蔡英文・総統も招かれ祝辞を述べたほか、オバマ大統領時代に東アジア・太平洋担当国務次官補を務めたカート・キャンベル氏も招きに応じて、オンラインでの基調講演を行いました。蔡・総統は祝辞を述べたの後も会場にとどまり基調講演に耳を傾け、バイデン次期大統領就任後の政策の方向性を理解していました。
蔡・総統は祝辞の中で、人類は今、新型コロナウイルス感染症のため未曾有の困難に直面しており、世界経済が衰退をしている。思考やライフスタイルも変化を余儀なくされている。また同時に、香港民主化運動とアメリカ大統領選挙など、重大な出来事もあった。これは、今後いかにして地域における地政学上の政治問題に対応していくかに大きな影響を及ぼすものとなる。香港の3名の若い民主活動家たちが逮捕され・投獄されたことは厳しい警告である。「私たちは民主主義を守るか、権威主義に屈するかという重大な選択をしなければならない」と語りました。
また、蔡・総統は様々な常態化および突発的な脅威がもたらす深刻な挑戦についても説明しました。台湾では毎日のように軍事的な脅威にさらされており、これらの脅威に対応することの緊急性を切に感じている。このことから「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」の独自性と重要性を指摘し、台湾・アメリカ・日本の三者のパートナー関係を強化し、手を取り合って、地域や世界的な課題に対応していくことを期待しているとしました。
蔡英文・総統
「私はGCTFの制度化を固く信じている。地域協力の中核となることによって、特にインド太平洋国家の突発的な安全問題について、台湾と理念の近い地域のパートナーの、専門性と影響力を発揮することで、将来の挑戦を効果的に対応することが出来る」
蔡・総統は、台湾は、支援する必要のある国を助ける準備がすでにできている。新型コロナウイルス感染症は、私たちに互いに助け合うことの重要性を理解させてくれた。将来もまた第4波など新たな感染が来るかもしれない。しかし、たとえ未来に多くの困難な課題が待ち受けていても、台湾はいつも国際社会において信頼できるパートナーであると強調しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)