新型コロナウイルスのパンデミックはまだ収束しておらず、世界各国はいずれも水際対策を強化しています。しかし、台湾と日本の出先機関の努力により、台湾南部・高雄市では、眼腫瘍に罹る男児は、優先的にビザ発給対象となり、日本への治療の旅を実現しました。
台湾のメディアの報道によりますと、高雄市に住む、今年3歳のこの男児は、眼球内に発生する悪性腫瘍、「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」で左目を失い、義眼を装着しています。最近、右目に「網膜芽細胞腫」の再発が確認されました。男児の家族は、右目を温存するため、主治医の協力を得て日本の医療機関および医師と連絡をとり、日本での入院・治療の準備を進めています。
外交部が27日に発表したところによりますと、26日に日本側から男児と同伴の家族にビザを発給する通知を受けました。日本側が人道的な考慮から迅速に対応してくれたことは、台湾と日本が互いに助け合う緊密な関係と深い友情にあることを示しています。外交部は、日本政府と日本の対台湾窓口機関、公益財団法人日本台湾交流協会などの協力に心から感謝しているということです。
日本台湾交流協会高雄事務所の加藤英次所長は、新型コロナウイルス感染症の影響で日本では現在、ビジネスおよび人道的な理由による台湾人の日本訪問しか受け入れていない。しかも事前にビザを申請する必要がある。しかし、高雄の男児の特殊なニーズを考え、日本外務省は彼を優先的にビザ発給対象に加えたと説明しました。