ラクトパミン残留のアメリカ産豚肉の輸入解禁に反対するデモが22日午後、台北市内で行われ、主催者側の推計で5万人が参加しました。
このデモは、「秋闘」と名付けられ、多数の労働者団体が開催するもので、毎年開催されていますが、今年は特にラクトパミン豚肉の輸入解禁に対する反対が主なテーマとなりました。今年は主催者に過去最多となる40余りの労働者団体が参加しました。
デモ隊は、総統府前の凱達格蘭大道(ケタガラン大通)から出発し、立法院、行政院などの前を通って、北平東路にある与党・民進党の本部前まで行進しました。
デモ隊は、ラクトパミン豚肉の輸入解禁に反対するスローガンが書かれたプラカードなどを掲げると共に、「蔡英文・総統は辞めろ」「蘇貞昌・行政院長は辞めろ」などと叫んで行進しました。
このデモには、最大野党の国民党が党員を動員して参加し、江啓臣・主席、馬英九・前総統、朱立倫・元主席などが先頭を歩きました。
この中で国民党の江啓臣・主席は、民進党の蔡英文政権は、ラクトパミン豚肉の輸入解禁に当たって、まったく説明を行っていないと批判し、蔡英文・総統に対して、ラクトパミン豚肉の輸入解禁について、テレビ討論を行おうと呼びかけました。
また、もう一つの野党である台湾民衆党も、謝立功・秘書長が党員を率いてこのデモに参加しました。
これに対して、与党・民進党は、「人々の集会・デモに参加する権利を一貫して尊重し、人々の意見に耳を傾けており、与野党の対話の促進に最大の努力を払っている。国民党などの野党が、国会での理性的な討論に立ち戻り、人々の権益と台湾の対外発展に関する重大な政策について、国会で十分に議論することを願っている」と表明しました。