世界のエネルギー政策が転換期を迎えていることに応じ、北部・台北市の国立台湾科技大学(略称:台科大)は業界環境に類似した、太陽光発電と風力発電の実験室2室新設し、11日に開設セレモニーを行いました。
学生たちは実際の風力発電機を操作し、発電効率の予測、遠隔監視、データ収集などの仕方を実践できるようになりました。
教育部は2017年から各職業高校と職業能力開発を目的とする大学を対象に、業界の作業環境に類似する教育設備の整備を補助しています。国立台湾科技大学はグリーン電力の人材を育成する計画を提出し、台湾元5000万元(約日本円1億8470万円)近くの補助金を獲得しました。その他、業界より専門家を講師として招き、太陽光発電と風力発電を、AI人工知能、ビッグデータ、モノのインターネットなどと結合した6科目を新設しました。
台湾科技大学電機工程学科の学生は、「このビッグデータ時代に、データの整理が必要だから、データサイエンス技術を勉強している。そのほか、AI人工知能も学んでいる。整理されたデータを人工知能を通して処理すれば、機械が故障しているかどうかを判断したり、観測したりすることができる」と話しました。
もうひとりの学生は、「この授業を通して、業界に一歩近づくことができ、業界の人たちの仕事もより理解できた。とても為になると思う」と述べました。
国立台湾科技大学は、台湾マイクロソフト、デルタ電子(台達電子)、東元電機、資訊工業策進会(略称:III、トリプルアイ)、工業技術研究院(工研院、ITRI)などと手を組み、業界より専門家を講師に招き、産学連携を通して、学生たちの実作の能力を培うということです。
教育部技術及び職業教育司の楊玉恵・司長は、「企業が教育現場へ関与し、人材の育成に携わることは、人材をあらかじめ確保できるメリットがある」と説明しました。
台湾の電子部品製造大手、デルタ電子の人事幹部、陳啓禎さんは、「この計画は、台湾のグリーンエネルギー人材の育成に関わっているから、とても重要だ。デルタ電子もこれまでに、いくつかの関連のプロジェクトを進んでいる。国立台湾科技大学と合同研究開発センターを開設し、今後3年間で台湾元3000万元の経費を投資するプロジェクトもその一つ」と話しました。
国立台湾科技大学の廖慶栄・学長によりますと、これからはパートナー校とこの新設された実験室2室をシェアし、ともにグリーンエネルギー産業の人材を育てるということです。
(編集:曽輿婷/王淑卿)