国立交通大学生物科技学系(バイオテクノロジー学部、台湾北部・新竹市)のチームが先ごろ、新型コロナウイルス測定システムを応用した複合式電子チッププラットホームを発表した。たった1滴の指先の血液から5分後にはその人の新型コロナウイルスの核酸や抗原、抗体の数値が分り、定量数をもとに現段階の感染程度を分析することもできる。肉眼では判断ができない擬陽性や偽陰性測定結果を排除し、的確な治療の助けとなる。来年にも量産に入り市場に打ち出す見通し。
*****
国立交通大学生物化学技術学部による研究チームが先ごろ、新型コロナウイルス測定システムを応用した「複合式電子チッププラットホーム」を発表しました。
指先からとった0.02ccの血液で5分以内で新型コロナウイルスの核酸や抗原や抗体があるかどうかがわかるだけでなく、定量数をもとに現段階の感染程度を分析することもできます。肉眼では判断ができない擬陽性や偽陰性測定結果を排除し、的確な治療の助けとなります。
交通大学生物学部の陳文亮・教授
「我々は特殊な生物性素材を開発した。この特殊な生物性材料をベースに、交通大学が最も強みとしている半導体製造技術と組み合わせ、定量的と定性的の両方の過程を達成することができる。つまり、同時に抗体、抗原、そして核酸を測定することが出来る。」
この研究開発はクラウド資料に接続することですぐに患者体内の感染の変化をモニターすることができ、医療関係者が的確に医療処置を行う助けとなります。将来的にはコミュニティや空港、公共集会所などの場所で使うこともできます。
百歐生醫の李彰威・CEO
「海外で(新型コロナウイルスが)猛威を振るっている状況のもと、この簡易検査キットを、公共の場や、あるいは機関団体でも、学校でも的確な判断を迅速に提供することが出来る。検査結果が出た後、PCR検査のプラットホームと合わせれば、90%以上の精度に達することができる。」
交通大学によると、開発チームはすでにアメリカ食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)を取得しており、臨床試験を申請することが出来るようになっています。来年にでも量産し市場に打ち出すことができる見通しです。
また、この電子チッププラットホーム技術は将来、生物分子を置き換えることで他の新型ウイルスが襲ってきた際にも対応ができます。7日以内に新たな標的を検出でき、研究開発の大幅な時間短縮へとつながることが期待されています。
(編集:中野理絵/王淑卿)