「人工降雨」と書かれたタンクを載せ、空軍の輸送機は人工降雨作業に出動しました。台湾は今年10月までに台風が襲来したことがなく、降水量がここ40年で最も低い一年となり、深刻な水不足に見舞われています。そのため、空軍のC-130輸送機2機が先ごろ、8トンの水を載せて台湾南部・屏東県の基地から飛び立ち、台湾北部・桃園市石門ダムの上空1万7000フィートで人工降雨を実施しました。
台湾大学大気科学学科の楊明仁・教授は、人工降雨の仕組みについて説明しました。
人工降雨の方法は、冷たい雨雲と暖かい雨雲で異なります。暖かい雨雲の場合は、きれいな水と塩を、2キロメートルから3キロメートルの上空から散布します。冷たい雨雲は、ドライアイスやヨウ化銀を5キロメートルから6キロメートルの上空から散布します。国内では二種類とも使われていますが、主にその日の雲の高さによって決められます。
台湾大学大気科学学科の楊明仁・教授は、「人工降雨は、水を吸ったタオルを絞るように、元から含まれている水分を絞り出すことだ。観測結果からも、模擬実験からも、人工降雨の最高効率はおよそ10%から15%だと分る」と説明しました。
先日の降水により、石門ダムの貯水量は47.6%に回復したということです。政府は人工降雨を通して、台湾の水不足問題を少し緩和しようとしています。
(編集:曽輿婷/王淑卿)