台湾の日本植民地統治時代に発生した霧社事件から今年で90週年になることを記念して、セデック族の団体であるセデック族民族会議が、一連の行事を開催し、この歴史的な事件の記憶を後世にまで伝えるよう呼び掛けました。
霧社事件は、1930年10月27日に日本植民地統治時代の台湾中部の霧社で発生した事件で、台湾の先住民族の部族の一つであるセデック族と、日本の植民地統治当局の対立が原因で発生したものです。この事件で、日本人とセデック族の双方に多くの死者が発生し、日本植民地統治時代に発生した重大な事件として位置付けられています。
セデック族出身で元監察委員の瓦歷斯・貝林(Walis Perin)さんは、「90年前の霧社事件は、日本の植民地当局によるセデック族、つまり私たちへの暴行に対して、セデック族が抵抗した事件だ。私たちは、霧社事件が結局、セデック族にどれほどの痛みをもたらしたのかを説明したい。私たちは、歴史の痛みの中から、セデック族のより良い未来の進歩の光を見出し、痛みの中から再び立ち上がると宣言する」と語り、台湾社会が霧社事件という当時のセデック族に対する暴行を重視するよう呼びかけました。