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台・中外交官衝突事件、行政院が中国の暴行を批判

  • 21 October, 2020
  • 中野理繪
台・中外交官衝突事件、行政院が中国の暴行を批判
台湾・中国の外交官衝突事件を受け、自国の外交官の尊厳を守るために与野党とも異口同音に中国の「戦狼外交」のやり方を批判している。(写真:CNA)

台湾の出先機関が10月8日、フィジー共和国で開催した建国記念日「双十国慶節」祝賀イベントで、中国の外交官が招かれずに会場に乱入し、台湾の職員と衝突した事件、並びに「台湾には外交官はいない」と主張する中国の発言について蘇貞昌・行政院長は「中国は暴力団かとんでもない!」と中国の暴力を非難。呉釗燮・外交部長も「中国は事実を歪曲している。中国政府は自身でちゃんと反省してほしい」と批判した。与野党の国会議員である立法委員も、政府はフィジーで外交と司法ルートを通じて反撃するだけでなく、国際社会にも声を上げるべきだとしている。

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南太平洋の島国であるフィジー共和国駐在の台湾の出先機関が10月8日、「建国記念日」祝賀イベントを開催した際、中国の外交官が招待を受けずに会場に乱入し、参加者の写真を撮っていました。出先機関の職員が退場を求めたところ、暴力を振るわれ、頭部が負傷し、病院に搬送されました。そのニュースは台湾でも伝えられ、蘇貞昌・行政院長も信じられない事だと批判しました。

蘇貞昌・行政院長

「中国の海外駐在員は暴力団か。人を殴るなんてとんでもない。中国とフィジーは外交関係があり、外交特権があるため、フィジーの警察も処理が難しい。我々も関係証拠を国際社会へ訴えていく。」

また、呉釗燮・外交部長も「中国政府は真剣に反省しないだけでなく、事実を歪曲している。」と、行政院も外交部もともに中国を批判しています。

一方、中国は異なる説明をしており、さらには先ごろ「台湾には外交官はいない」と強い口調で声明発表しました。

ただ、蘇・院長は、フィジーとは国交関係がないため、あまり事を大きくする必要はないとも語っています。

なお、フィジータイムズ紙の報道によると、フィジーの警察がすでにこの件は、外交事件に属すると判断、調査を続けないとしています。

呉釗燮・外交部長:「証人や証拠資料などは提出している。我々の外交官のためにも、司法上で正義を求める。」

与党・民進党の国会議員、王定宇立法委員:「台湾は、この事件を国際社会に知らしめなければならない。また理念を同じとする国家と団結してこのような行為を非難しなければいけない」

最大野党・国民党の国会議員、林為洲立法委員:「たとえどのようなことがあっても先に手を出してはならない。もし中国が中華民国の存在を完全に否定し、中華民国には外交官はいないというのであれば、申し訳ないが両岸は断絶だ」

自国の外交官の尊厳を守るため、与野党とも異口同音に中国の攻撃的な「戦狼外交を批判しています。これを収めなくては、友好国がどんどんと少なくなってしまうということです。

(編集:中野理絵/王淑卿)

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