中華民国建国109年の祝賀大会は10日に行われました。今年の大会は、新型コロナウイルスの防疫成果に焦点を当てました。国歌の斉唱は、新型コロナの封じ込めに多大な貢献を果たした「防疫ヒーローズ」の代表20人と、国立台北医学大学合唱団がリード。パレードでは、「防疫ヒーローズ」の代表100名が入場し、大会参加者の拍手喝采を受けました。
蔡英文・総統は大会の挨拶で、台湾へ貢献を果たした「防疫ヒーローズ」に感謝を述べ、新型コロナウイルスのパンデミックにより、国際社会に「堅忍不抜の島」である台湾を見せることができた。今年双十国慶節の主軸「民主台灣、自信前行(プラウド・オブ・台湾)」に呼応していると話しました。
蔡・総統は「コロナの挑戦を乗り越えて、我々は、国家が逆境の中で生存する力を証明し、国民たちにも自信をつけた。さらに重要なのは、我々が一致団結した。この土地を守る大切さを痛感したからだ。この一年は、たしかに大変な一年だが、豊作の一年でもあった」と語りました。
祝賀大会では、国防部三軍聯合音楽隊と三軍儀仗隊が一糸乱れぬドリルパフォーマンスと行進を行い、大会の幕開けが盛り上がりました。
台北市の女子名門校、台北市立第一女子高校の儀仗隊は9年ぶりに大会に参加し、若さとパワーを見せました。
国防部憲兵快速反応部隊は、重さ366キロのヤマハロイヤルスターベンチャーに乗って入場しました。今年は女性の指揮官が部隊をリード、男勝りなウーマンパワーを象徴しています。また、今年憲兵快速反応部隊は初めて戦闘服を着、国家中山科学研究院が開発した「紅隼(ケストレル)」反装甲ロケット(Kestrel anti-armor rocket)を装備し、日頃の訓練成果を披露しました。
そのほか、警政署と内政部空中勤務総隊によるテロ対策模擬訓練では、勤務総隊の隊員たちはバスハイジャック事件が発生したと想定し対策を取りました。会場では煙が立ち昇り、あちこちに爆発音がし、緊張感をそそられる演出で歓声を呼びました。
国歌の斉唱では、陸軍航空特戦指揮部がブラックホークヘリコプターを操縦し、国旗をぶら下げた空軍救護隊のCH-47輸送ヘリコプターを護衛し、主席台の上空をかすめていきました。
祝賀大会のトリを飾ったのは、空軍のF-16V戦闘機と空軍の曲芸飛行部隊「雷虎小組(サンダータイガー)」です。サンダータイガーがAT-3練習機を操縦して国旗の色、青、白、赤三色の煙を出しながら総統府の上空を通過し、中華民国の誕生日を祝いました。
(編集:曽輿婷/王淑卿)