財政部が発表した最新統計によると、台湾の9月の輸出は307億1000万米ドルで、前の年の同じ月に比べて9.4%増加でした。財政部では、今年通年ではプラス成長で終わることが期待できると予測しています。
台湾の輸出が300億米ドルを超えるのは8月に続くもので、過去2番目の金額でした。また、3カ月連続でのプラス成長です。
9月は、電子製品、情報・通信製品の輸出が好調でした。これは、アメリカが中国大陸の通信機器大手である華為(ファウェイ)に対して報復措置を発動したことから、華為(ファウェイ)が報復措置の発動前に駆け込み発注を行ったこと、新型コロナウイルス感染の影響でリモート方式を採用した仕事や授業が増えたことによる情報・通信機器の需要増加、家電製品の販売の繁忙期到来などが原因となっています。
主要品目別に見ると、電子製品が前の年の同じ月に比べて26.1%増加、情報・通信機器が22.5%増加で、いずれも今年に入って以来、最大の増加幅となりました。これに対して、鉱物製品は、需要の低迷と石油価格の低迷で、60.7%減少でした。
また、第3四半期(7~9月)の輸出は累計900億8000万米ドルで、前の年の同じ時期に比べて6%増加し、四半期当たりでは過去最高でした。1月から9月の9カ月の累計は2480億9000万米ドルで、前の年の同じ時期に比べて2.4%増加でした。第4四半期(10~12月)については、在庫確保のための調達が終わっているため、第3四半期ほどではないものの、通年ではプラス成長になるだろうと予測されています。
なお、輸出先別に見ると、9月は中国大陸・香港向けが22.3%増加、アメリカ向けが14.5%増加でした。