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台風が来ない、台湾各地で貯水量に「黄色」信号

  • 12 October, 2020
  • 早田健文
台風が来ない、台湾各地で貯水量に「黄色」信号
今年の台湾は台風が来ない。一部の地区で貯水量に「黄色」信号。減圧供水を開始。(写真:CNA)

経済部水利署はこのほど、桃園県、新竹県、苗栗県、台中市で、14日から水道の水圧を下げて給水する「減圧給水」を求める「黄色」信号に切り替えました。10月にこの「黄色」信号が点灯するのは、初めてのことです。水利署では、梅雨の季節に入る来年5月末までの産業用水と生活用水の確保に努めると表明しています。

台湾各地でダムの貯水量が減少しているのは、今年、これまで台風が台湾に来襲していないためです。本来の台風の季節に台風が来ていないのは、1964年以来のことです。水利署のデータによると、今年6月~9月に、台湾西部のダムの集水区での降雨量は、例年同期の平均の20%~60%にとどまっています。そのうち、桃園県から南、嘉義県から北の地区では、ダムの集水区での降雨量が、例年同期で最も少なくなっています。

干害に関する経済部緊急対応チームはこのほど、中央気象局、農業委員会、科技部、地方自治体など関連部門を集めて、少雨対策について、一回目の会議を開催しました。

「黄色」信号の対象地区では、午後11時から翌日午前5時まで、水道水圧を下げて給水する夜間減圧が実施されます。この減圧措置は、一般の利用者への影響がなく、また、減圧によって水道システムの水漏れ率を引き下げることが可能となります。この措置によって、3%から5%の推動使用量の削減を予定しています。同時に、ハイテクパークや一般の工業団地に対しては、5%の自主的な節水を要請しています。さらに、農業用水については、農業委員会と密接に連絡を取り、二期作目の稲作に必要な農業用水の供給調整について、対応方法を検討しています。

「黄色」信号の対象地区以外では、通常通りの給水が行われます。

水利署では、渇水期が終了し、梅雨に入る来年の5月末の時点で、1カ月分の貯水量が残るよう希望していると語っています、今後、1週間から2週間に1回、緊急対応チームの会議を開催する予定です。

首相に当たる蘇貞昌・行政院長はこれについて、教育部、科技部、経済部が節水に関する教育・宣伝を進め、行政部門、各機関、学校などで水の使用量をできる限り減らすが、同時に一人一人が節水に協力してほしいと呼びかけました。

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