10月10日は中華民国の建国記念日、双十国慶節です。民国109年(2020年)双十国慶節祝賀大会が10日午前、総統府前広場で行われました。蔡英文・総統は、今年「団結台湾、自信前行(団結した台湾、自信を持って前進)」と題して談話を発表しました。談話は「防疫成果貢献国際(新型コロナウイルスの封じ込めで成果をあげ、国際社会にも貢献」、「新情勢下的経済戦略(新情勢下における経済戦略)」、「堅実国防維護国家安全(堅実な国防で国家の安全を守る)」、「積極作為参与区域合作(地域の連携に積極的に取り組み)」の四つの部分に分かれています。
蔡・総統は談話の中で、最近、台湾人民が対外関係と国家の安全保障の議題において距離が縮まったことを実感している。みな地域の平和と繁栄、末永い安定を望んでいる。与野党もそうだ。例えば、野党は最近、立法院(国会)で、台湾とアメリカとの関係促進に関する議題を提出、与野党がそれを全会一致で可決した。そのほかに、中央政府の直轄市六都市も一致団結して、国際組織が台湾を矮小化しようとするやり方に抗議し、台湾の名前を正すことに成功した。これらはいずれも超党派の協力、一致団結して立場を表明した具体的な例だと指摘しました。
蔡・総統は、これらの例を通じて国内の各政党が手を携えて一緒に努力するよう呼びかけたいと述べ、内部で互いに競争し、意見が対立するのは、民主政治によくあること。しかし、国家の生存と発展、および自由と民主の価値のためなら、対外的には一致団結して国家が難関を越えられるよう努力すべきだと強調しました。
蔡・総統によりますと、過去71年のように、台湾は、各種の逆境を乗り越えて強靭さを磨いてきて挑戦を志に変えました。新型コロナウイルス感染症は、台湾人民の団結を促しました。強い国を次の世代に残そうとするのが狙いです。
蔡・総統は、今年の金曲奨(台湾のレコード大賞に当たる。ゴールデン・メロディー・アワード)における若いミュージシャンの豊かな創造力と生命力にも言及しました。
彼らは自信を持って各種の曲風を使って自らの母語で歌を歌っています。各種の議題に対する価値観も示しています。特に女性シンガーソングライター、阿爆(Abao/アバオ)のアルバム、「kinakaian母親的舌頭(マザー・タング)」は、「年度アルバム賞」を受賞しました。これらの若いミュージシャンのスタイルがそれぞれ異なりますが、いずれも舞台で輝いており、台湾の多元的な文化のために最も素晴らしいパフォーマンスを行っています。このすべてを支えているのは、台湾の民主的で、自由な環境です。
蔡・総統によりますと、我々が頑張っている目的は、次の世代、その次の世代、台湾人の子々孫々が創作において自信を見せ、この土地の文化と価値に対して誇りを持ち、勇気を持って世界に歩み出すよう促すことにあります。
蔡・総統は、最後にみなが共に願い事をするよう呼びかけました。20年後の台湾人が2020年を振り返るとき、20年前の人たちがチャンスを掴み、激しく変化している局面に直面していても勇敢に前進し、挑戦を克服し、足かせを外したため、彼らが自分の意志で将来を選ぶことができるのだと分るよう願いたいです。
蔡・総統は、台湾の作曲・作詞家、謝銘祐が、台湾の公共テレビ局台湾語チャンネルが製作した初めてのドラマのために書いた主題歌「路(道)」の歌詞を引用して、「今からみなで一致団結して一歩一歩前進しよう。『道があれば、歌いながら道に沿っていく。道がなければ、川を渡り山を越えてもいく』。共に光のあるところに向かって前進しよう」と呼びかけています。