台湾のエミー賞と言われる「第55回金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード)」テレビ部門の授賞式が26日、台北市の国父紀念館で行われました。
競争の激しい長編ドラマ番組主演男優賞は、社会派ドラマ「鏡子森林(The Mirror、ザ・ミラー)」で記者を好演した姚淳耀(ジャック・ヤオ)が受賞、長編テレビドラマ番組主演女優賞は、サスペンスロマンス「想見你(Someday or One Day/邦題:時をかける愛)」の柯佳嬿(アリス・クー)が4年ぶりに2度目の受賞を果たし、2人とも予想通りの人選でした。2人は受賞について、喜びを示しました。
ジャック・ヤオは「受賞スピーチの内容について、結構時間かけて考えていた。毎回感動して、泣いてしまうが、壇上に上がると、頭がいつも空っぽになってしまう。この役は、自分とだいぶ違っているから、台本をもらった時はとても怖かった。そんな私を手取り足取り教えてくれた鄭文堂・監督に感謝を申し上げたい。色々教えてくれてありがとう」と感激していました。
アリス・クーは「ここで、思いついた人々に感謝を述べたいが、さきほど主人への感謝を忘れたことに気づいた。私の仕事を尊重し、優しく受け入れてありがとう。私はいつも私自身になることで忙しいけれど、いつも支えてくれている主人には、本当に感謝している」と述べました。
なお、長編テレビドラマ主演女優賞を含めて、「想見你(邦題:時をかける愛)」は、長編テレビドラマ賞、番組イノベーション賞、長編ドラマ番組脚本賞など、合計4部門を受賞しました。動画配信サービス・ネットフリックスが制作したクライム・サスペンスドラマ「罪夢者(ノーウェア・マン)」も、音響効果賞、照明賞、美術デザイン賞とドラマ番組撮影賞の4部門を受賞しました。
「俗女養成記(邦題:おんなの幸せマニュアル)」は、ミニドラマ賞、ドラマ番組編集賞、ミニドラマ助演女優賞の3部門を受賞しました。「誰是被害者(The Victims' Game/邦題:次の被害者)」は8部門にノミネートされたものの、結局「長編ドラマ新人賞」しか受賞できず、予想を覆しました。
長編ドラマ助演男優、助演女優賞は、それぞれ「国際橋牌社(Island Nation、アイランド・ネーション)」の馬力歐(マリオ・プー)、「噬罪者(Hate the Sin, Love the Sinner/罪を憎んで人を憎まず)」の蔡淑臻(シャネル・ツァイ)が受賞、ベテラン俳優・游安順は、ミニドラマ主演男優賞と助演男優賞をダブル受賞しました。
游安順は、「ありがとう。まさか今日はこんなにラッキーとは思わなかった。ここ数年、私は新鋭監督や学生による映画に出演していたが、こんな大変なことをしたのは、彼らが芸能界に対して、情熱を持っているからだ。彼らには彼らなりの考え方があって、一緒に仕事をするのは非常に大変だけど、これは彼らへの試練として絶好のチャンスだと思っている」とコメントしました。
そのほかに、バラエティ番組賞は「綜藝大熱門(Hot Door Night、ホット・ドア・ナイト)」が受賞、バラエティ番組司会者賞は、「台灣金頌(Taiwan Jian Song/台湾ジャンソング)」の乱彈阿翔(Luantan Ascent)と浩子(ハオズ)が受賞しました。曽国誠(サム・ツェン)と蔡尚樺(グラディス・ツァイ)はクイズ番組「全民星攻略」で教養リアリティ番組賞と教養リアリティ番組司会者賞をダブル受賞しました。ライフスタイル番組司会者賞は、18年ぶりに芸能界に復帰した高怡平(イザベル・カオ)が受賞しました。
(編集:曽輿婷/王淑卿)