台湾産のザボンが、20年ぶりに日本へ輸出されることになりました。このサボンは、ザボンの産地として有名な台湾南部の台南市で生産されたもので、このほど3600箱、11トンが集められ、9月中旬に東京に向けて出荷される予定です。
そのうち、7箱が茨城県知事、笠間市長などに贈呈され、100箱が学校給食で提供されるほかは、一般に販売されます。
台南市で生産されたザボンは、これまでカナダ、シンガポール、中国大陸、香港に輸出されています。今回、集められた日本向けのザボンは、台湾省青果運銷合作社台中分社に送られ、12日間連続の低温での殺虫を行った後、コンテナで9月中旬に出荷されます。
台湾産のザボンの日本への輸出は、20年以上中断していましたが、行政院農業委員会農糧署が日本側と交渉した結果、輸出が再開されることになったものです。
行政院農業委員会農糧署によりますと、台湾のザボンは2017年以前、年間の輸出量が2200トンから2400トンでしたが、2018年には3365トン、昨年2019年は4912トンに増えています。今年は5000トンの輸出を目指しています。
台南市は、台湾最大のザボンの産地で、栽培面積は1106ヘクタールあります。主な産地は麻豆区、下営区、官田区で、現在、70%まで収穫が進んでいます。台南市で生産されたザボンの最大の輸出先は中国大陸で、昨年は輸出全体の89%占めましたが、今年は71%に減っています。これに対して、カナダ、日本、香港向けは増加しています。